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[試合後会見]2023.8.5

2冠王者を懸けてアラルコンと黒木優子が激突!

 WBA(世界ボクシング協会)アトム級王者のモンセラット・アラルコン(29=メキシコ)とWBO(世界ボクシング機構)同級王者の黒木優子(32=真正)が5日、神戸市立中央体育館で開催された「第5回WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」で、2本のベルトを懸けて激突した。

 4団体統一王者を目標に掲げる黒木と、メキシコから乗り込んできたアラルコンが、真っ向からぶつかり合った!
黒木優子(真正)が2冠王者!
 初回は、サウスポー黒木が左ストレートで先制攻撃。2回になると、アラルコンが頭を振りながら、テンポの良い攻撃で反撃。黒木は足を使いながら、モーションの少ない左ストレートで顔を弾き、見栄えの良さをアピールした。ポイントを取って取られてのシーソーゲームとなったが7ラウンド以降、黒木は距離をキープしながら、ワンツーを決めて優勢を印象付けた。終盤のアラルコンの追い上げを振り切った。
「セコンドの指示通りに動けた」
 念願の統一チャンピオンに輝いた黒木は「試合をコントロールしていたので、勝っていると思ったが、1人目がドローだったのでヤバいなと。勝ててホッとしている。2本のベルトは重いですね」と勝利の味を噛み締めた。

 「カッとなりそうな場面で、セコンドの指示を聞いて、冷静になることができた。相手の打ち終わりに、ジャブのような左ストレートを打つことを心掛けた」。また、3ラウンドあたりから左拳を痛めたことを明かした。
「もっと強くなる」
 今後の目標を聞かれた黒木は「やっと統一王者になることができた。これからもいろいろとチャンスを探っていきたい」と話すと、「もっと圧倒的に勝てるように精進していく」とさらなる飛躍を誓った。
「接戦だったと思う」
 一方、ベルトを失ったアラルコンは「接戦だったと思う。黒木選手は良い選手だった。できればリターンマッチがしたい」と再戦を臨んだ。
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