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[発表会見]2023.5.12

森武蔵と渡邉卓也がリマッチ!

 OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦の発表会見が12日、都内のジムで行われ、同級3位の森武蔵(23=志成)と同級5位の渡邉卓也(34=DANGAN AOKI)が、それぞれに意気込みを語った。
 
 試合は、6月24日(土)に大田区総合体育館で開催される「Life Time Boxing 15」で行われ、PPV(ペイ・パー・ビュー)ライブ配信される。

 両者は、今年3月にベルトを懸けて拳を交えたが、引き分けで決着がつかなかった。
「白黒をつける」
 ジャッジ3者とも114-114をつけた一戦は、3ヶ月後にダイレクトリマッチが組まれた。前戦の試合映像を見た森は「勝ちも負けも引き分けも、どれもあるなと思った」と採点に関しての感想を口にした。8ラウンド終了時点で、2ポイント差をつけられていたが、11〜12ラウンドに盛り返し引き分けに持ち込んだ。

 森は「お互いにパワーやスピードが(3ヶ月前とくらべ、そんなに)上がることはないので、作戦とそれを遂行する能力が大事になってくる」と勝負のキーポイントを挙げた。
「笑ってリングを降りる」
 明日(13日)から1ヶ月間のスパーリング合宿をするため、米国ラスベガスに向かう。「すぐにチャンスをいただいたことに感謝しているので、結果で恩返しする。どのような内容になっても、最後は自分が笑ってリングを降りる」と完全決着を誓った。
「次こそは獲る」
 これが53戦目のリングの渡邉は「前回が最後のチャンスだと思っていたので、こうして再びタイトル戦が決まったことに感謝している」と話すと、「試合前は、手数を増やすと言った割には少なかった。修正して臨みたい」と意気込んだ。
「少しでも上回って勝つ」
 この試合に向けて、大阪でフィジカルトレーニング、さらに埼玉県秩父で走り込み合宿を敢行。持ち前のフィジカルをさらにパワーアップしてきた。「森選手は技術はもちろん、聞いていた通り根性のある選手だった。少しでも上回って勝つ」と静かに闘志を燃やした。

 渡邉が大田区総合体育館のリングに上がるのは、2016年大みそかに行われたOPBF東洋太平洋&WBO-APスーパーフェザー級王座統一戦以来、約6年7ヶ月ぶりだ。「あの時のことを思い出した。あの試合は負けたので、今度こそ勝ちたいと思った」と言葉に力を込めた。

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