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[公開練習]2023.2.2

重岡銀次朗! 再戦へ気持ちを切り替える!

 IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級級5位の重岡銀次朗(23=ワタナベ)が2日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。

 重岡は、1月6日(金)、王者のダニエル・バラダレス(28=メキシコ)に挑戦。試合を優位に進めていたが、3回に偶然のバッティングで、バラダレスが負傷。試合続行不能をアピールすると、レフェリーは無効試合とした。
 
 亀田興毅ファウンダーは、4月16日(日)に代々木第二体育館で開催される「3150FIGHTvol.5」の場で、再戦する方向で動いていることを明かした。
前回のバラダレス戦
 この日、多くの報道陣が集まり、反響の大きさを感じさせた。亀田プロモーションは「バッティングの前に、銀次朗の右フックが耳に当たり、(バラダレスの)鼓膜が破れたのではないか」(亀田氏)と、右フックが当たった瞬間の写真と再戦の要望書をJBC(日本コミッション)を通じてIBFに提出。近日中に、IBFから回答が来るという。

 「(バラダレスと重岡の)再戦になるのではないか。東京初進出となる3150FIGHTなので、前回以上の最高の舞台を作る」と重岡の王座獲得に向けて準備を進めている。
「映像を見るたびに悔しさを思い出す」
 試合後、映像を見た重岡は「見るたびに悔しさを思い出す」と、まさかの結果を悔やんだが、「気持ちは切り替えている。次の試合のためにどのように進化していくかを考えている。リングに上がって、初めて勝てなかった試合なので、あの悔しさを忘れてはいけない」と前向きだ。

 「3ラウンドで距離感を掴んだが、もっと懐に入って戦えばよかった。次はバチバチに打ち合う」と修正点も見つかったようだ。
熊本に帰省しリフレッシュした
 1月13日(金)からリフレッシュをかねて、地元熊本に帰省した。「会う人会う人に『残念だったね』と気遣われて、ごちそうしてもらったので、減量前の体重に戻りました」と話すと、「皆を笑顔にするつもりだったのに、逆に気を遣わせてしまった。次は勝ってベルトを持って帰る」と言葉に力を込めた。
4月16日に再戦を希望
 当然、バラダレスとのダイレクトリマッチを希望している。「4月16日にできるのであれば、同じ世界チャンピオンとベルトを懸けて戦いたい。(4月16日に)決まるのを願う。殴り合って早く決着をつけたい」と完全決着を誓った。会見後にはシャドーボクシングを4ラウンド披露した。
次の3150FIGHTも複数の世界戦を計画
 囲み取材に応じた亀田ファウンダーは、重岡の世界戦への準備を進めている一方で、「世界戦は一つだけではない。外国人同士の世界戦も候補の一つ。誰を世界の舞台に上げていくか考えていく」と、WBO世界ミニマム級タイトルマッチ、王者のメルビン・ジェルサエム(28=比)対同級2位で指名挑戦者のオスカー・コラーゾ(米)戦など、複数の世界タイトルマッチを検討中だとした。

ジェルサエムvsコラーゾ戦も!?

 さらに「次の舞台も用意していきたい」と、前WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(29=ワタナベ)の再起戦や、「年内に世界戦をさせたい」と、WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の力石政法(28=緑)の世界初挑戦など、構想を立てていることを明かした。

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