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[立ち話]2022.11.24

渡邉卓也が韓国で試練の一戦!

 日本スーパーフェザー級12位の渡邉卓也(33=DANGAN AOKI)は、12月3日(土)、韓国・仁川パラダイスシティで、元世界2階級制覇王者のジョニー・ゴンサレス(41=メキシコ)と対戦する。

 渡邉は、今年5月に力石政法(28=緑)と空位のOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座を争ったが、判定負け。再起戦でビッグネームと拳を交える。ゴンサレスは、79戦68勝(55KO)11敗で、現在も精力的にリングに上がり続けている大ベテランだ。

 決戦を1ヶ月前(取材日:11月8日)に控えた渡邉に心境を聞いた。
「強い選手に勝つことに意味がある」
 「えっ!? ジョニゴンですか?」。ジムから対戦相手を聞いた時、あまりにも意外な名前のため、何度か聞き返したという。それでも、「名前を聞いて燃えた。めちゃくちゃ強いと思うが、断る理由がない。こういう選手に勝つことに意味がある」と即答した。

 現在、日本12位の渡邉は、2011年2月に日本ランク入りしてから約12年間、一度もランキング圏外になっていない。負ければランク外に落ちる可能性もある中で、あえて格上との対戦を選んだ。
「懐に飛び込んで勝負する」
 ゴンサレスのロングレンジから繰り出されるパンチは、左右ともに破壊力がある。「警戒していても、(パンチを)もらっている。パンチ力もそう落ちるものではない」。渡邊としては、懐に飛び込み、打ち合いで勝機を見出したいところだ。
15度目の海外戦
 キャリア50戦中、14度が海外でのリングで戦っている渡邉にとって、海外戦は慣れたものだ。「まさかこのタイミングで、海外でさせてもらえるとは思わなかった。こういうチャンスをもらえるのはありがたいこと。自分はまだまだ(運を)持っている」と関係者に感謝した。
力石政法(緑)戦以来の再起戦
 前戦は、力石のスピードとテクニックの前に、見せ場を作ることができなかった。「打たれた中で、自分が倒れなかっただけで完敗。しかし、フィジカル面やメンタル面で改善すべきところがある。『ああしておけば良かった』と、まだ伸ばせるところがある」と復帰を決意した。
「最初から仕掛けていく」
 「足を使って逃げ回っても仕方がないので、持てる力を振り絞って、最初から仕掛けていく。たとえ『やべぇ! パンチが強い』と思っても、ガンガン攻めていく」と言葉に力を込めた。

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