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[発表会見]2022.11.2

激アツ! 谷山佳菜子と晝田瑞希が激突!

 DANGANプロモーションは2日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で記者会見を開き、WBO(世界ボクシング機構)女子スーパーフライ級王座決定戦、日本バンタム級王者の谷山佳菜子(35=ワタナベ)対日本フライ級王者の晝田瑞希(26=三迫)戦を発表した。

 試合は、12月1日(木)、後楽園ホールで開催される。小澤瑶生(37=フュチュール)が引退を表明し、空位となった王座を争う。
「ついにきたチャンス」
 谷山は、空手女子世界大会優勝、キックボクシングでも活躍し、ボクシングに転向。昨年6月、日本王座を獲得に成功すると、今年4月には初防衛に成功し、世界初挑戦を迎える。「ボクシングに転向してから、ずっと目標にしていた世界戦のチャンスをいただいた。今は、とにかく早くリングに上がりたい」と夢の舞台に胸を躍らせた。

 バンタム級を主戦場としてきた谷山は、1階級下げての挑戦となる。それでも、「世界戦をするなら、スーパーフライ級でと思っていた。普段から節制しているので問題ない」と語った。
「ピンクのベルトは私のもの」
 一方、トップアマチュアからプロに転向した晝田は、高い技術を武器に、今年9月、日本王座を獲得。4戦目で世界に挑む。「思っていたよりも早くチャンスが来た。でも、いつ来てもいいように準備はしていた」と話すと、「アマチュアでは、たくさん負けて悔しい思いをしてきたので、プロで負けるつもりはない。ピンクのベルト(WBOベルト)は私のためにあるベルト。必ず獲ります」と王座獲得に自信を示した。
両者ともKO宣言
 晝田の印象を聞かれた谷山は「アマチュアキャリアがあり、スピードとテクニックを兼ね備えた完璧な選手。それでいてキャラクター性もある」と評価。しかし、「作戦は言えないが、倒す。強い晝田選手が負けるところを見せたい」と強気な姿勢を見せた。

 それを聞いた晝田は、すかさず「私は負けないからなぁ。当日はコントロールして、最後は倒す」とやり返した。「私は、後楽園ホールで3試合しかしていないので、キャリアは谷山選手の方が上だと思う。フィジカルも気持ちも強い。あと、可愛らしいのでモテそうだな」。
熱い試合を見せる
 昨日、さいたまスーパーアリーナで、ライトフライ級2団体王座統一戦、寺地拳四朗(BMB)対京口紘人(ワタナベ)が行われ、拳四朗が7回TKO勝ちで王座統一に成功した。京口と同門の谷山は「京口君が熱い試合をした。私も、感動させる試合を見せて、会長に喜んでもらいたい」と大いに刺激を受けたようだ。

 拳四朗は三迫ジムで練習しており、晝田とも親交が深い。昨日、会場で観戦した晝田は「(拳四朗選手は)練習から本当に強くて、誰にも文句を言わせない試合をした。私も、ああいう舞台に立ちたい」と、圧倒的なパフォーマンスを見せるつもりだ。
宮尾綾香(ワタナベ)の引退式が行われる
 なお、両ジムより日本王座を返上する意向が伝えられた。

 当日は、セミファイナルに、WBOアジアパシフィック女子スーパーバンタム級王座決定戦、藤原茜(ワタナベ)対イェスゲン・オュンツェツェグ(モンゴル)、さらに、元WBA・IBF世界アトム級王者の宮尾綾香(ワタナベ)の引退式も行われる。

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