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[記者会見]2022.10.6

奈良井翼が3150FIGHT契約第1号選手に!

   日本スーパーフェザー級6位の奈良井翼(22=RK蒲田)が6日、所属先のRK蒲田ボクシングファミリージムで会見を開いた。先月17日、日本タイトルに挑戦した奈良井は、序盤にダウンを奪うなど、善戦したが、逆転KOでタイトル奪取を逃した。それでも、奈良井の実力は十分に発揮できたことで、評価が下がることはなかった。

   この日の会見には、RK蒲田ジムの柳光和博会長と、奈良井のタイトル挑戦が行われた「3150 FIGHT SURVIVAL」を主催する、亀田プロモーションの亀田興毅ファウンダーも同席し、奈良井が3150 FIGHTのイベントに参戦することが発表された。今後の対戦相手は、RK蒲田ジムと亀田プロモーションで、協議をした上で決定する。また、海外からスパーリングパートナーを招へいするなど、亀田プロモーションから、試合の準備のためのバックアップも受けることとなる。
Win! Win! Win!

 今回の契約は、奈良井本人、所属ジム、亀田プロモーションにとって、有益な関係を構築するために結ばれたため、基本的に奈良井は、3150FIGHTに出場することとなるが、他の興行にも出場できるなど、選手ファーストで対応するものとなった。

 3150 FIGHT契約第一号選手となった奈良井だが、専属期間(契約試合数)は、今後、協議した上で決定する。契約選手を増やしていきたいとする亀田ファウンダーだが、KWORLD3ジムへの引き抜きなどは行わないことを明言。契約金も支払われるなど、ボクシング界の底上げと、選手ファーストの精神が随所に表れた。

新春の3150 FIGHTも豪華!

 来年の1月6日に開催される予定の3150 FIGHTに、奈良井が出場するか否かは、検討中だが「出てほしい」と亀田ファウンダーの意向は伝えられた。「新春最初の興行は、世界戦も予定している」とのことで、「8月より豪華な興行になる。ここからが奈良井選手のスタート」と力が入った。

3150 FIGHT 契約第一号

 亀田ファウンダーは「9月にあれだけの試合を見せてくれて、胸を打たれた。彼は試合で『あと10cm』を踏み込める勇気を持っている。奈良井の未来を見てみたい。ストーリーを作って世界に導いていきたい。専属契約選手として育てていきたい」と期待を込めた。

奈良井翼(RK蒲田)

 ラブコールを受けた奈良井は「前回の試合で負けて、チャンスが遠のいたと思ったが、こうしてチャンスを作ってくれたことに感謝している」と目を輝かせた。

 

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