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[試合後会見]2022.10.1

超熱戦! スーパーフェザー級挑戦者決定戦!

 日本スーパーフェザー級挑戦者決定戦、同級1位の波田大和(25=帝拳)対同級2位の原優奈(28=真正)の一戦が1日、後楽園ホールで開催された「第617回ダイナミックグローブ」のメインイベントとして行われた。

 波田の強打が火を噴いたのか? それとも関西から乗り込んできた原が勝利したのか!? 来年のチャンピオンカーニバル出場を決めたのはーー。
原優奈(真正)が挑戦権を獲得!
 試合巧者ぶりを発揮した原が接戦を制した。前半は原が足を使いながら左を軸にコントロール。相手の強打を封じ込めた。5回、原は右アッパーを織り交ぜた攻撃で見栄えの良さをアピール。6回、原はプレスを強めて左ストレートをねじ込むと、左ボディアッパーを好打し挽回。最終8回、パンチを交錯させる中、原が左フックで膝を揺らしポイントを奪った。
「今までで一番うれしい」
 普段はクールな原だが会見場に現れると一瞬だけ笑顔を見せた。「相手はもっと入ってくるかと思ったので、カウンターで迎え撃つつもりだったが、意外にも慎重だった。後半出てきたが、問題なかった。最終ラウンドの前にトレーナーが『覚悟を決めて戦え』と喝を入れてくれた」と話すと、「ボクシングをしてきて今日が一番うれしい」と勝利の味を噛み締めた。
井上孝志トレーナーと頂点を目指す
 コンビを組む井上孝志トレーナーは「前半はポイントを取れたと思ったが、後半に追い上げられて厳しいかなと思った。最終ラウンドが始まる前に『ダウンを奪ってくるつもりで攻めていけ』と伝えた。今日は本当によくやってくれた。今日はいい酒が飲めそうです」と愛弟子を褒めたたえた。
来年、ベルトを獲る!
 「後楽園ホールでの試合は気持ちよかった。お客さんが温かくていいですね」。試合後、自身の応援団はもちろん、相手陣営からも拍手を送ってもらったことがうれしかったようだ。

 次戦は、来年のチャンピオンカーニバルで王者の坂晃典(30=仲里)に挑戦する。原は「終始、圧倒してベルトを獲りますよ」と堂々と王座奪取を宣言した。
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