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[前日計量]2022.4.11

熱戦の予感! 晝田瑞希vsぬきてるみ

 日本女子フライ級2位の晝田瑞希(25=三迫)とOPBF東洋太平洋女子スーパーフライ級王者のぬきてるみ(33=井岡弘樹)が11日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量を行った。

 試合は、明日の12日に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナル、女子スーパーフライ級8回戦で行われる。
「見ている人にパワーを与える」
 デビューからわずか2戦目で現役王者と拳を交える晝田は、スーパーフライ級リミットを200g下回る51.9sで秤を降りた。一昨日にネイルサロンで爪に「SUPER STAR(スーパースター)」と描いてもらい、今朝、美容室で髪の毛をピンク色にカラーリングし、戦闘態勢に入った。

 計量後に取材に応じた晝田は「プロでのキャリアの差はあるが気にならない。ただ、相手は海外などいろいろな場所で試合をしているので、メンタルが強い選手だと思う。リスペクトしているし、簡単には勝たせてくれないと思う」と気を引き締めていた。しかし、「接戦を覚悟しているか?」の問いには、「私が勝つ。圧勝する!」とキッパリ言い切った。
ネイルで「SUPER STAR(スーパースター)」
 ノンタイトル戦だが、OPBF王者を撃破すればステップアップできる一戦だ。晝田は「私も見に来たお客さんも楽しめる試合をする。お金を払って見に来てもらうので、価値のある試合を見せたい」と言葉に力を込めた。
「全力でぶつかるだけ」
 一方のぬきは、リミットちょうどの52.1sで計量を終えた。「相手はサウスポーでテクニックがある」と晝田の印象を話すと、「私は不器用なので、がむしゃらに戦うだけ。今、持っているものを全力で出し切る」と、得意としている打撃戦に持ち込むつもりだ。
細谷洸太(花形)vs磯谷大心(輪島功一S)
 第3試合では、元世界王者の輪島功一氏を祖父に持つ磯谷大心(20=輪島功一スポーツ)が細谷洸太(18=花形)とウェルター級4回戦で拳を交える。
「長いラウンドを戦って勝つ」
磯谷大心
 磯谷はウェルター級リミットを100g下回る66.5sでパスした。デビュー戦は68.5s契約戦で前戦より約2s落としたが「しっかりと落すことができて問題はない」と、万全のコンディションをアピールした。サウスポーとの対戦経験はない磯谷はスパーリングを多めに消化し、左利きに慣れることを意識してきたという。

 輪島氏とは昨日会ったようで「常に動けるように落ち着いて戦うように」とアドバイスされたことを明かした。今年の新人王トーナメントにエントリ―している磯谷は「新人王戦に向けてなるべく長いラウンドを戦って、キャリアを積んだうえで倒したい」と必勝を誓った。

 一方、2戦目のリングに上がる細谷は700gアンダーの65.9sでパスした。「明日は面白い試合をする」と、短めのコメントを残し会場をあとにした。
 

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