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[電話取材]2021.8.4

渾身の打ち合い! 打ち勝ったのは?

 日本フライ級8位の中嶋憂輝(26=角海老宝石)と日本ライトフライ級15位の大保龍斗(26=横浜さくら)が4日、後楽園ホールで開催された「ザ・グレイテストボクシング.38」のメインイベント、フライ級8回戦で対戦した。
 試合は、序盤から激しいパンチの交換を見せて会場を盛り上げた。
好ファイトは決着がつかず
 大保が右オーバーハンドを叩きつけると、中嶋は左で距離を測りながら左ボディを返して対抗。3回以降は接近戦でボディを叩き合い譲らず。6回、大保は右フックでグラつかせると連打で攻勢。中嶋はクリンチでピンチをしのぐと、左フックを決めて意地を見せた。中嶋はジャブからワンツーを決めるが、大保は打たれ強さを発揮して豊富な手数でペースを渡さず。最後まで意地のぶつかり合いが続いた。ジャッジに委ねられた採点は三者三様の引き分け。壮絶な打ち合いを見せた両者にこの日一番の拍手が送られた。
「練習でしてきたことは出せた」
 試合後に電話取材に応じた中嶋は「前に出てくるのはわかっていたが、ボディ攻撃がしつこくて相手のボクシングに付き合ってしまった。ただ、練習でやってきたことは出せたと思う。前戦も引き分けだったが、今回はやりたいことができた。勝っていないので何とも言えないが、あまり対面練習ができない中で動きも良かったし、次につながるドローだった」と収穫を口にした。
「強さに磨きをかける」
 兄の中嶋一輝(28=大橋)は、5月にOPBF東洋太平洋バンタム級王者に輝いた。刺激を受けたようだが「早く追いつきたいが、ここ2戦の出来ではまだまだです」と謙虚な姿勢を崩さなかった。
 中嶋は「まだタイトル戦とか言える立場ではない。練習して強さに磨きをかけていきたい」とじっくりとキャリアを重ねてチャンスを待つ。
「先手を奪いたかった」
 一方、約2年3ヶ月ぶりの復帰戦を終えた大保は「相手うんぬんではなくて自分の動きができなかった。序盤はもっと丁寧なボクシングをして後半に打ち合いに持っていくつもりだったが、ガードを固める時間が長かった。もっと先手を奪いたかった」と反省の弁を口にした。

 大保は、2019年8月に日本王座に挑戦する予定だったが、試合前日に体調不良でキャンセルした。その後「ボクシングを辞めていなかったが、ジムにも行ったり行かなかったりで胸を張ってプロボクサーと言える生活をしていなかった。自分に軸がないので何をしても楽しくなかった」と当時の心境を口にした。
 しかし、試合が決定してから「ボクサーとしての再起戦というより、人生の再起戦として臨んだ」と覚悟を決めてリングに上がった。
「再戦したい!」
 「勝ってもいないし負けてもいないので、良いスタートを切ったとは言えない。ただ、この試合に賭けてきた過程が大事で、一つのことを一生懸命やっていれば人生の歯車が合うとあらためて実感した。これからは胸を張って生活ができる」と電話口で声を弾ませた
 そして「試合に向けて周りが見えないくらい、一つのことに集中して取り組んでいることが楽しい。生きているのを実感する。リング上は最高です!」とプロボクサーとしての自信を取り戻したようだ。
 中嶋との再戦について聞かれると「もちろんしたいです!」と完全決着に前向きだった。

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