激戦必至! 日本ユース・フェザー級王座戦!

　日本ユース・フェザー級王座決定戦の前日計量が22日、大阪市内の関西ボクシングコミッション事務局で行われ、2020年全日本スーパーフェザー級新人王の奈良井翼(21=RK蒲田)と2019年東日本フェザー級新人王の亀田京之介(22=ハラダ)が火花を散らした。

　試合は、明日の23日(金・祝)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催される「FIGHTING BEAT BOXING」のメインイベントで行われる。PCR検査は出場選手、全員が陰性結果だった。
　計量後に電話取材に応じた両者は必勝を誓った。

　移籍2戦目でユース王座戦に挑む亀田は、100gアンダーの57.0�sで秤を降りた。「試合が延期になったが体重も維持していたし、コンディションが良い。皆のためにも自分のためにもベルトを獲る。明日は良い動きができると思う」とベルト獲得に自信をのぞかせた。

　「目と目が合ったがすぐに逸らしてきたので、相手は緊張しているのが分かった」と奈良井の印象を話すと、「誰が見ても勝ったという内容を見せる。アマチュア時代に一度負けている相手なので、男ならやり返さないといけない」とアマ時代の借りを返しさらに上を目指す。

　王座を争う奈良井は200gアンダーの56.9�sで合格した。「思っていたより身長は高くなかった」と横に並んだ亀田の印象を口にすると「明日はぶっ倒す!」と初の地元大阪での試合に胸を躍らせた。

　同門で同い年の石川春樹(21)が、6月27日(日)に名古屋で日本ユース・スーパーバンタム級王座を獲得した。現地で観戦した奈良井は「こんなに早く倒すとは思わなかった」と刺激を受けたようで「試合が終わってからすぐにスパーリングやマスボクシングに付き合ってくれたおかげで完璧に仕上がった。明日は絶対に勝つ」と勝利に自信を示した。
　「KOを狙いすぎずに判定勝ちを目指しつつ、しっかりと捕まえて仕留める」と完全決着を誓った。