重岡銀次朗vs川満俊輝! 好ファイトに期待!

　WBOアジアパシフィック・ミニマム級タイトルマッチ、王者の重岡銀次朗(21=ワタナベ)対同級3位の川満俊輝(25=三迫)の前日計量が13日、東京大田区の牧田総合病院で行われた。
　
　試合は明日の14日に後楽園ホールで開催される「WATANABE PROMOTION&DANGAN241」のメインイベントで行われる。
　計量後にオンライン取材に応じた両者は、必勝宣言した。

　2度目の防衛戦となる重岡は、100gアンダーの47.5kgでクリア。これが約1年7ヶ月ぶりのリングとなる。コロナ禍の影響で試合間隔が空き、「試合の目途が立たずモチベーションを保つのが難しかった」と胸の内を明かしたが「兄(重岡優大=WBA世界ミニマム級14位)と支え合いながら、練習することができた」と万全のコンディションを強調した。

　川満とは、過去に何度かスパーリングをしたことがあり「どんどん前に出てくるタイプでスタミナがある」と挑戦者を警戒。その上で「手こずってはいけない試合。プロになって初めて日本人と対戦するが、実力を証明できるチャンス。何ラウンドとは言わないが、必ず倒す」と自信たっぷりにKO宣言した。

　一方、タイトル初挑戦の川満は300gアンダーの47.3�sを測定した。チャンピオンの印象を聞かれた川満は「小柄だが、パワーとスピードがある気の抜けない相手」と話すと、「明日は覚悟を持ってリングに上がる。このような状況の中で来たチャンスなので必ずモノにする」とA級2戦目で訪れたビッグチャンスに闘志を燃やした。

　この試合に向けてWBO世界フライ級王者の中谷潤人(23=M・T)、同門で前日本スーパーフライ級王者の中川健太(35)、2020年全日本フライ級新人王の宝珠山晃(25)といった階級が上のサウスポー選手との実戦練習を積み、プロ入り後初のサウスポーとの対決にも抜かりはない。

　川満は「明日もガンガン攻めて相手の気持ちを折る」と得意の打撃戦に持ち込み、勝機を見出す。

　プロ4戦目でベルトを獲得し、世界への期待が高まる重岡と沖縄県宮古島出身のファイター川満による注目の一戦。
　明日は、序盤から激しい打撃戦が繰り広げられそうだ!