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[試合後会見]2021.6.7

女の意地が真っ向から激突!

 元WBC(世界ボクシング評議会)同級王者の黒木優子(30=YuKO)と前日本女子同級王者の千本瑞規(27=ワタナベ)が7日、後楽園ホールで開催された「DANGAN239&WATANABE PROMOTION」のセミファイナルで、空位のOPBF東洋太平洋女子同級王座を争った。
 序盤からハイレベルな攻防を繰り広げた。
千本瑞規(ワタナベ)が王座を獲得
 中盤以降にカウンターを決めた千本が3戦目でベルトを獲得した。サウスポー黒木が上体を振りながらワンツーを狙うのに対し、千本は右ストレート、左フックで応戦。前半終了時の公開採点をリードした千本は、黒木の左ストレートを見切ると左フック、左ボディを好打した。偶然のバッティングで左頬を腫らした千本だったが、慌てずに着実にポイントを重ねると、最後までペースを渡さなかった。
「相手のパンチはよく見えた」
 試合後に囲み取材に応じた千本は「世界王者しか見ていないので、ここは通過点だが勝ててホッとしている。落ち着いて相手のパンチを見ることを心掛けた。右を打ったら頭を下げてきたので、右ボディ主体で攻めた。ポイントは取れていると思った。パンチはもらっていない自覚があった」と快勝に胸を張った。
「必ず世界チャンピオンになる!」
 元世界王者に勝利し、存在感をアピールした千本は「これからもどんどん強い選手と戦っていきたい。世界を獲ってからがはじまりだと思っているので、まだ始まってもいない。世界を獲る自信がある!」とミニマム級で頂点を目指す。
採点表

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