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[電話取材]2021.6.4

福永輝「これはビッグチャンス!」

 2020年新人王フェザー級西軍代表の福永輝(22=沖縄ワールドリング)は、6月10日(木)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」フェザー級6回戦でWBOアジアパシフィック同級15位の木村蓮太朗(23=駿河男児)と拳を交える。
 福永は、今年2月の全日本新人王決定戦に出場する予定だったが、PCR検査で陽性結果が出て試合を棄権した。悔しい思いをした福永の元に、大きなチャンスが巡ってきた。
 木村は、豊富なアマチュアキャリアを引っ提げプロに転向し、ここまで3戦全勝(3KO)と順調に勝ち星を重ねている。初の後楽園ホールの舞台に立つ福永に電話取材で思いを聞いた。
「木村選手をリスペクトしている」
 福永は「勉強のために気になった選手の試合映像を見ているが、木村選手はアマ時代から見ていた」と話すと、「打ち合いもアウトボクシングもできる万能型。ただ、プロになってから打ち合いをしていないイメージがある。木村選手をリスペクトしているし、プロに来たら戦いたいと思っていた。いつか戦うと思っていた」と、キャリア最大の強敵との対戦に胸を躍らせていた。
「こんなチャンスはない」
 全日本新人王決定戦での棄権については、「最初は『また、チャンスを逃したな』と落ち込んだが、すぐに前向きに進むしかないと思った」と当時の心境を振り返った。
 「木村選手の陣営から対戦の話が来た時は嬉しかった。試合を断られていると聞いていたが、皆なぜこんなチャンスを逃すのかと思った」と、試合のオファーを快諾した。
「下馬評を覆す」
 「相手は申し分ない。下馬評は相手の方が上だと思うが、フィジカルと打たれ強さは自分の方がある。これはビッグチャンスで、モチベーションは高い。倒して勝つ」と勝利に自信を示した。
打ち合って倒す!
 「バチバチにいく。打ち合いに来たら応じるし、足を使ってきたら潰しにいくだけ」と、得意の打撃戦に持ち込み勝機を見出す。
 沖縄の剛腕パンチャーが後楽園ホールで暴れる!

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