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[立ち話]2021.5.2

保田克也「相手にパンチを当てさせない」

 日本ライト級17位の保田克也(28=大橋)は、5月21日(金)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.77」ライト級8回戦で同級9位の高田朋城(27=ワールドスポーツ)と激突する。
 中央大学ボクシング部元主将でアマチュア76戦64勝(30RSC)12敗の成績を残しプロの世界に飛び込んだ保田は、ここまで7戦全勝(4KO)とを順調にキャリアを重ねている。
 相手の高田は、ここ2試合を初回KO勝ちしているパンチャーだ。8戦目で初の日本人対決を迎えた保田は、存在感を示したいと闘志を燃やした。
「強敵との対戦は大歓迎」
 練習後に取材に応じた保田は「これまで以上にモチベーションが高い。試合を決めてくれた会長に感謝しています」と大粒の汗を拭いながら強敵との対戦を喜んだ。ワンパンチKOで評価を上げている高田に対し、「前に出て来てくれるのでこっちとしてはやりやすい。2試合連続で倒しているということだが、当たればの話で自分には(相手のパンチは)当たらない」と勝利に自信を示した。
ピッコロ・ヴォリバー(カシミ)戦
 昨年9月に行われたピッコロ・ヴォリバー(カシミ)との一戦では、お互いに駆け引きを駆使した神経戦を展開した末、大差の判定勝ちを飾った。「ポイントは取っているなと思ったが、相手はカウンターを合わせるのが上手かった。プロとして沸かせるのも大事だが、今のところ勝ちに徹するのがより大事だと思った」と振り返ると、「精神的なスタミナの大切さを学んだ。この経験を次戦に活かしてKOも狙っていきたい」と、意気込んだ。
中央大学ボクシング部元主将
 中央大学ボクシング部の2学年下に前OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者の三代大訓(26=ワタナベ)、さらに3学年下には東京五輪代表の岡澤セオン(25)がいる。「三代とセオンの存在感が強烈だが、自分も早く追いつきたい」。
「タイトルに絡んでいきたい」
 勝てば、日本王座挑戦圏内の12位以内が濃厚だ。「ここで負けるわけにはいかない。圧倒して勝って来年にはタイトルに食い込んでいきたい」と勝利を約束した。

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