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[立ち話]2021.4.17

神足茂利「流れの中で倒したい」

 神足茂利(24=M・T)は、5月6日(木)に後楽園ホールで開催される「第600回ダイナミックグローブ」フェザー級6回戦で嶋田淳也(23=帝拳)と対戦する。
 神足は、日本大学ボクシング部出身でアマチュア73戦50勝23敗の成績を残しプロに転向。ここまで2戦2勝(1KO)だ。相手の嶋田は、駒澤大学ボクシング部出身で81戦58勝23敗、国体3位の実績がある。
 豊富なアマキャリアを持つ両者が、プロのリングで拳を交える。3戦目でターニングポイントとなる一戦に臨む神足に話を聞いた。
アマチュア時代も対戦経験はなし
 アマチュアでは、ともにライト級を主戦場としてきたが「大学時代は意識していた選手だったが、一度も対戦はなかった」と言うと、「どんな選手かはずっと見てきたので対策はしている」と自信を示した。
木村元祐(JM加古川拳)戦
 昨年10月に行われた木村元祐(34=JM加古川拳)戦は判定勝ちしたが、初回に相手の左を浴びてダウンを喫した。「試合が始まってから集中力がなかった。相手が攻めてきてムキになったところでもらってしまった」と試合を振り返ると、「そこでスイッチが切り替わった。逆転KOを狙うのではなく、6ラウンド通して戦い切れたことが収穫」と語った。
トップ選手から吸収している
 神足は、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の勅使河原弘晶(30=三迫)との実戦練習でコンディションを仕上げている。「一発もらったら絶対にパンチを返してやろうという気迫がすごい」と、世界へのカウントダウンに入っている勅使河原に大いに刺激を受けている。
 同門でWBO世界フライ級王者の中谷潤人(23)が世界王者に就いた日は、サポート役を務め世界戦の舞台裏を経験した。「中谷君は年下だが、すごく尊敬している」。
「インパクトのある試合を見せる」
 「倒すことを意識していないが、流れの中で見せ場を作って倒して勝てればと思う。インパクトのある試合を見せたい」と意気込んだ。

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