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[試合後会見]2021.3.21

刈谷でオール4回戦! 新人王を目指す!

 「SPLENDID BOXING」が21日、愛知・刈谷市あいおいホールで行われ、中日本新人王戦予選を含めた全8試合でフレッシュな戦いが繰り広げられた。
   スーパーフェザー級4回戦では、花田太一(23=HEIWA)と小暮経太(32=中日)が拳を交えた。勝って次戦にコマを進めたのは――。
花田太一(HEIWA)がTKO勝ち
 約1年5ヶ月ぶりにリングに上がった花田が、新人王トーナメントを勝ち上がった。花田は、序盤から距離を詰めるとワンツー、左フックで攻め立てペースを掌握。3回に右クロスでダウンを奪うと、立ち上がった小暮を冷静に追い詰めてフィニッシュした。
「落ち着いて戦えた」
 ジム移籍初戦を勝利した花田は「(動きに)硬さはあったがサポートしてくれる人たちに勝った姿を見せることができて良かった。ダウンを奪って、相手が効いているのはわかったが、パンチを振ってくるので、慌てずに仕留めることを心がけた。勝って次に繋げることができた」と、喜びに浸った。
「また後楽園ホールに上がりたい」
 花田は、昨年1月に妻と福岡県から愛知県に移住。新天地で復活を目指し、新人王トーナメントにエントリーしたが怪我のため棄権した。「去年は悔しい思いをした。ずっと出たかった」と、2021年も新人王戦に参戦した。
 花田はデビュー戦を後楽園ホールで戦っていて初回TKO勝ちしている。「一つひとつ勝ち上がっていき、またあのリング(後楽園ホール)に上がりたい。あの興奮をもう一度味わう」と飛躍を誓った。
右:鈴木尊虎(トコナメ)の右が光った!
 最終第8試合50.0s契約4回戦では、2020年度中日本フライ級新人王の鈴木尊虎(22=トコナメ)と松浦克巳(18=岡崎)が対戦した。序盤は、松浦のジャブに手を焼いた鈴木だったが、2回になるとプレスをかけてボディ攻撃で応戦。打ち合いに持ち込むと回転力を活かした連打でポイントを連取した。
「今年こそは新人王になる!」
 激戦を制した鈴木は「最後の試合で緊張したが、今までで一番調子が良くてボディブローもよく出たと思う。最初は距離が遠くて戸惑ったが、徐々に慣れてきた」と快勝に納得の表情だった。

 昨年の新人王トーナメントでは、西軍代表決定戦で判定負けを喫した。今年はライトフライ級でエントリーしていて8月8日(日)に中日本新人王決勝戦に出場する。鈴木は「次戦が8月なので、その前に1戦できたのは大きい。良い経験を積むことができた」と手応えを感じると、「打ち合いでのタフネスさを磨いていきたい」と意気込んだ。

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