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[試合後談話]2021.3.14

刈谷で熱戦! 日本ユース王座戦!

 日本ユース・スーパーバンタム級王座決定戦、溝越斗夢(21=緑)対干場悟(23=蟹江)が14日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「GREEN Dream.14」のメインイベントで行われた。
両者は、2019年7月に対戦し溝越が2回TKO勝ちしている。第3代日本ユース・スーパーバンタム級王者に輝いたのはーー。
溝越斗夢(緑)が新王者
 溝越が前進してくる干場を上手く捌いて戴冠した。溝越は、2回に右カウンターでバランスを崩させると連打で攻勢。しかし、干場もここを耐えてプレスをかけて反撃した。中盤、溝越は足を止めずに右ストレート、右アッパーで迎え撃ちポイントを加点。干場もガードを固めてしつこく距離を詰めて右フックをヒット。終盤は、干場のワンツーが好打するが、溝越は最後まで決定打を避けた。
重圧を乗り越えてベルトを巻いた
 試合後に囲み取材に応じた溝越は「ユースタイトルは通過点だと思っていたが、こうしてベルトを巻くと重みを感じる。勝ってやっとプレッシャーから解放された」と安堵の表情を浮かべると「つまらない試合になってしまったが、今回は勝ちに徹した。相手は右カウンターを警戒してガードを上げてくると思ったので、アッパーを狙った。今回は勝った自分を褒めたい」と試合を振り返った。
 続けて「チームマッチョ(村上学トレーナーが指導する選手たちの集まり)最初のチャンピオンになりたかったので本当に嬉しい。ここまで来ることができたのは学さんのおかげです」と入門時からコンビを組む村上氏に感謝の気持ちを言葉にした。

 今後の目標を聞かれた溝越は「(1階級下の)バンタム級も視野に入れながら、さらに上のベルトを狙っていきたい」と抱負を口にした。
最後まで粘りを見せたが…
 一方、最後まで食い下がるも敗れた干場は「最後まで捕まえることができなかった。もっとボディブローを決めたかったが…。ジムにベルトを持っていきたかったが実力不足でした」と悔しさをにじませた。「ただ、前回はKO負けで今回は判定までいったので、少しは成長した姿は見せられたと思う」と、今後に向けて手応えも感じたようだ。
石川春樹(RK蒲田)
 この試合を観戦した東日本バンタム級新人王の石川春樹(21=RK蒲田)は電話取材に応じ「(溝越選手は)ディフェンスを中心に全体的な上手さを感じた。採点も妥当だと思う。ユース王座を獲りたいのでチャンスがあるなら挑戦したい」とチャレンジャーに名乗りを上げた。
採点表

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