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[試合後会見]2021.3.11

元K-1王者武居由樹がボクシングデビュー!

 元K-1世界スーパーバンタム級王者の武居由樹(24=大橋)が11日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.76」セミファイナル54.5kg契約6回戦で、2017年中日本バンタム級新人王の高井一憲(34=中日)を相手にボクシング転向デビュー戦を行った。
 K-1からボクシングに転向した武居の姿を見ようとチケットは完売。流石の注目度を誇る武居はどのような動きを見せたのかーー。
武居由樹がKO!
 武居が強烈なパンチで華々しくデビューした。開始から武居がジワリジワリとプレスをかけていくと右フックから連打でダウンを先取。立ち上がった高井に迫ると最後は左ストレートでキャンバスに沈めた。
「K-1の名前を汚すわけにはいかない」
 試合後に囲み取材に応じた武居は「自分は他の選手と比べて注目度が高いのはわかっていたのでプレッシャーを感じていた。ただ、緊張はせずに楽しみながらリングに上がることができた。元K-1チャンピオンとして、K-1の名前を汚すわけにはいかないので、KOで勝つことができて良かった」と安堵の表情を浮かべた。
「これからが楽しみ」
 武居を指導する元世界3階級制覇王者の八重樫東トレーナー(38)は「まだまだですが、試合までの過程でいろいろなことを試すことができた。K-1のスタイルからボクサーらしい動きをするようになった。(武居は)面白い動きをする選手なのでこれからが楽しみです」と、今後の活躍に期待を寄せた。
倒せるボクサーを目指す
 K-1とボクシングの違いを聞かれた武居は「距離感は違うが、(K-1とは)あまり違いは感じなかった」と話すと、「八重樫さんとトレーニングして、出したい技があったが、今日は出せなかった。次戦への楽しみにしていてください」と笑顔を見せた。
武居由樹から目が離せない!
 会見に同席した大橋秀行会長は「今日の試合では良かったかどうかは判断できないが、パンチが当たれば倒せるのはわかっていた」と感想を語ると、「順調にいけば2年で世界へいける」と新たなスター誕生を約束した。
 次戦は7月に予定していることを明かした。

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