KO決着必至!矢田良太vs出田裕一

　元日本ウェルター級王者の矢田良太(31=グリーンツダ)と元日本ランカーの出田裕一(36=三迫)が26日、大阪市内の関西ボクシングコミッション事務局で前日計量とPCR検査に臨んだ。
　試合は明日の27日にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催される「CRASH BOXING.21」のメインイベント、ウェルター級8回戦で激突する。

　今年8月の復帰戦を5回TKO勝ちした矢田は、これが再起2戦目となる。200gアンダーの66.4kgでパスした矢田は「コロナ禍の中、試合ができることに感謝しています。明日の興行が西日本としては2020年最後になります。僕がハッキリとした結果で勝ち、派手に締めくくります!応援よろしくお願いします!」とコメントを寄せた。

　一方、東京から乗り込んできた出田は、500gアンダーの66.1kgで秤を降りた。ボクモバの電話取材に応じた出田は「とても落ち着いている。今はリングに上がるのが楽しみ」と心境を語った。

　名門ヨネクラジムに所属していた出田は、かつては日本ランキングにも名を連ねていたが、ここ数戦は勝ち星から見放されている。しかし、ほとんどが接戦を落としてのものであと一歩の状態が続いている。一度はグローブを吊るした出田だが「ボクシングへの思いがくすぶっていた。年齢的なこともあるし今、戻らないと後悔する」と、ヨネクラジム閉鎖に伴い三迫ジムに移籍した。
　「今まで一番良い練習ができた。すべてをぶつけるだけです」と36歳のベテランが元王者に牙を剥く!