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[試合後談話]2020.11.22

25秒KOあり!逆転KOあり!

 「BOXING BEAT.10」が22日に大阪豊中市立アクア文化ホールで行われた。メインイベントで予定されていた西田凌佑(24=六島)対大森将平(27=Woz)戦は、前日に大森が脱水症状を起こしたため中止となり、この日は4試合が行われた。
 第4試合ライト級4回戦では池口大夢(25=ワイルドビート)と三宅孝太朗(24=ハラダ)が対戦。三宅が右ストレートを決めて初回わずか25秒でKO勝ちした。
2試合連続初回KO勝ち
 パワーリフティング元世界3位の肩書きを持ち、これがデビュー戦の池口に対し、三宅はジャブで距離を測ると右ストレートで痛烈なダウンを奪いストップ勝ちした。

 試合後に取材に応じた三宅は「相手の経歴は知っていたが委縮せずに戦った。ダウンを奪った右ストレートはスッと出たパンチで手応えはなかった。練習してきたことを本番で出すことができた」と会心の勝利に声を弾ませた。
一つずつ勝っていく
 試合前には同門でWBC世界ライトフライ級1位の久田哲也(36)から激励を受けたという三宅は「来週の土曜日にジムの興行(エディオンアリーナ大阪第2競技場)があるので、勝ってつなげることができた」と笑顔を見せた。
左:山下陸(六島)が激戦を制した
 スーパーフライ級4回戦では山下陸(20=六島)と長尾太我(24=SUN-RISE)が激突。接近戦で互角の打ち合いをしていたが、2回に長尾が右フックでダウンを先取。立ち上がった山下は、強気に攻めるとワンツーから連打を浴びせて、最後は右ストレートで仕留めた。
落ち着いて試合することができた
 逆転KO勝ちした山下は「ダウンは効いてはいなかったが、これで目が覚めた。このままでは負けると思って一気に勝負に出た」とKO劇を振り返った。
 山下は、六島ジムが誇る元世界王者の名城信男氏が、世界王座を奪取した動画を見てボクシングの魅力に惹かれ、高校卒業と同時にジムに入門した。
 今後の目標を聞かれると「課題を克服していき、練習してきたことを試合で出していきたい。出場させてもらえるなら、来年の新人王で行けるところまでいきたい」とさらなる飛躍を誓った。

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