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[試合後談話]2020.10.18

鳥取県の結花ジムが奮闘!

 倉敷守安ジム主催の「桃太郎ファイトボクシング.39」が18日、岡山浅口市天草公園体育館で行われた。この日は鳥取県唯一のプロ加盟ジムの結花スポーツジムから2選手が出場し、沖本雄輔(22/写真:左)が初回KOで初勝利。山下玄輝(22/写真:右)は激戦の末、引き分けた。
沖本雄輔(22)が初勝利
 第2試合58.5kg契約4回戦で前川琢朗(27=姫路木下)と対戦した沖本は、右ストレートでチャンスを掴むと、ロープに詰めてありったけのパンチを浴びせてレフェリーストップに持ち込んだ。
もっと強くなる
 念願の初勝利を挙げた沖本は「練習通りではなく、ぐちゃぐちゃの試合だったが良いパンチが当たったのでスタミナのことは考えず、ここで決めようと思った」と喜びに浸った。
 昨年10月に高知県で行われたデビュー戦は、初回47秒でKO負けしプロのリングの厳しさを味わった。この日、同じ興行に出場した山下とは同級生で、山下はデビュー戦を初回KO勝ち。そばで見ていて悔しい思いもあったという。「1年かかって、やっと勝つことができた」と話した沖本は、「うれしいが、これからもっと勝って上を目指したい」と飛躍を誓った。
左:山下玄輝(22)はドロー
 山下はスーパーライト級4回戦で鶴田貴大(36=フォーラムスポーツ)と激突。初回に左フックを浴びてグラついたが、2回以降は長いリーチを活かしてジャブから右アッパーで応戦。最後まで激しい打撃戦を繰り広げたが、決め手に欠けた。
次は勝ちます
 2戦目を引き分けた山下は「悔しいの一言。自分の甘さが出てしまった。後半は相手の方が手数が多かったと思う」と敗者のように悔しがった。試合後、福原会長に「これから強くなっていこうと言われた。もっと追い込みます」と前を向いた。
福原寛人会長
 福原会長は「全勝を目指したが、負けがなかったので良しとします。沖本は勝ったことが何より。勝ったから気持ちが上がっていくと思う。これからに期待したい。沖本も山下も課題が見えたと思う。これからさらに強くさせます」と総括した。

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