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[電話取材]2020.3.10

高山勝成「ライトフライ級で2階級制覇を目指す」

 元世界主要4団体王者の高山勝成(36)が10日、大阪・寝屋川市内のジムでプロボクシング復帰を発表した。引退後、アマチュアボクサーとして東京五輪を目指していた高山だったが、昨年8月31日にオリンピック代表選考基準として位置づけられている全日本選手権の東海予選で敗退し翌日に引退を表明した。
 プロからアマチュアに転向し再びプロのリングに戻る高山は、寝屋川石田ボクシングクラブに移籍する意向。
 新型コロナウィルス感染症拡大防止のため会見は行われず、電話取材に応じた高山は「プロのリングでやり残したことがある。世界王座奪還を目指す」と復帰の理由を語った。
石田会長の下で世界のベルトを獲る
 石田会長が現役選手として活躍していた時期から交流があるという高山は「ともに同じ時期に海外のリングで活動していて縁を感じていた。会長の下でキャリアを積むことができるのはうれしい。ジムのみんなで切磋琢磨していきたい」と新たなジムでの再出発を誓った。長年コンビを組んでいる中出トレーナーとも関係を継続していき世界のベルトを狙う。
 現在、日本にはWBC王者に寺地拳四朗(28=BMB)WBAスーパー王者に京口紘人(26=ワタナベ)と2人のライトフライ級世界王者が君臨している。高山は「早かれ遅かれ(2人に)絡んでいければと思う。皆さんが見たいと思うカードをしていきたい」と抱負を語った。
加納陸(大成)との一戦
 復帰戦の時期は今年の5月12日に37歳の定年を迎えるため、それまでに1試合行う予定。世界チャンピオンなどは37歳の定年による引退は免除されるが、37歳の誕生日を迎える3年以内に試合を行っていないとこれが適用されないため誕生日を迎える前に試合を行うものとした。
※2016年8月20日に行われた加納陸(大成)とのWBO世界ミニマム級王座決定戦がプロでの最後の試合

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