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[試合後談話]2020.2.1

第3代日本ユース・スーパーフェザー級王者が誕生!

 日本ライト級10位の石井龍誠(23=伴流)と波田大和(23=帝拳)が1日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のセミファイナルで空位の日本ユース・スーパーフェザー級王座を懸けて激突。サウスポー同士の一戦は初回からスリリングな攻防を繰り広げた。
波田がTKO勝ち
 ここまで勝ち星がすべてKOの波田の強打が火を噴いた!2回に左カウンターでダウンを奪うと右フックでグラつかせ着実にダメージを与えた。流れを変えたい石井も左右に動きながらワンツーで仕掛けるが、波田の勢いを止められず。5回、波田はワンツーからパンチをまとめてフィニッシュした。
勝ててホッとした
 帝拳ジム初の日本ユース王者となった波田は「最初から最後まで力んでいた。セコンドから『ボディにパンチが当たるのになぜ打たないんだ』と言われたが余裕がなかった」と苦笑い。しかし、「練習してきたことを少しは出せたのでベルトを巻くことができたと思う」と頬を緩めた。
 今後の目標を聞かれると「欲は出さずに決められた試合をクリアしていきたい」と謙虚に語った。
これまでで一番パワーがあった
 一方2度目のユース王座挑戦も実らなかった石井は「強いジャブをコツコツと当ててからフックを決めようと思ったが、相手のパワーで吹っ飛んでしまった。予想以上のパワーだった」と波田の強さに脱帽した。
ナァツがランカー対決を制した
 第5試合スーパーウェルター級6回戦では日本ウェルター級15位の辻本純兵(25=帝拳)と日本ミドル級13位のワチュク・ナァツ(22=マーベラス)が対戦。長身の辻本がワンツーで先手を取りにいくが、ナァツは鋭く踏み込んで左右フックをボディに叩きこんだ。すると2回、ナァツの右フックが命中。痛烈なダウンを奪うと連打で試合を終わらせた。
ベルトを狙っていきたい
 関係者に祝福されたナァツは「テクニックのある選手で試合前は少し自信がなかったが、勝つことができてめちゃめちゃうれしい」と喜びに浸ると「とにかく距離を詰めて、相手が得意なことをさせないことを心掛けた。動きも軽かったのでスーパーウェルター級の方が合っていると思う」と試合を振り返った。

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