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[公開練習]2020.1.10

比嘉大吾が帰ってくる!

比嘉大吾が帰ってくる!

 元WBC(世界ボクシング評議会)フライ級王者で現WBC世界バンタム級7位の比嘉大吾(24=白井・具志堅)が10日、都内の所属ジムで報道陣に練習を公開した。比嘉は、2018年4月に計量失格で2度防衛した王座をはく奪されると、試合もクリストファー・ロサレス(25=ニカラグア)に敗れ16戦目で初黒星となった。
 その後、比嘉はプロライセンス無期限停止処分となりリングから遠ざかったが、昨年10月に日本ボクシングコミッションは比嘉の処分を解除していた。多くの記者に囲まれて会見に臨んだ比嘉は「長い間待たせたファンのためだけに頑張ります」と固く決意した。
万全のコンディションを作らせると具志堅会長
 久しぶりに報道陣の前に姿を現した比嘉は髪を短く刈り込み、記者会見に臨んだ。比嘉が口を開く前に具志堅用高会長は「いろいろなことがあったが、2月の再起戦で元気な姿を見せる。世界のベルトをもう一度獲らせてあげたい」と、王座奪還を高らかに宣言。「早く戻ってきてほしいと思っていた。もう一度頑張ると聞いてこんなにうれしいことはないと思った」と愛弟子の復帰を喜んだ。具志堅会長は、比嘉に2戦させてから12月にも世界戦のリングに上げたいと青写真を描いた。
応援してくれる人たちのために頑張りたい
 前回の試合後、比嘉は「一度チャンピオンになることができたし、減量の辛さや我慢から解放されたい」とグローブを吊るすことを考え、「食べて飲んで普通の生活をしていた」と7ヶ月もの間、ジムから足が遠ざかった。その後、まずは週1回のペースで練習を再開し、週3回に増やしたが、「モチベーションもやる気もなかった」と復帰への想いは湧き上がってこなかったという。
 しかし、「沖縄に帰った時にそっと見守ってくれた」という両親や後援会、ファンの後押しもあり「ファンの期待に応えよう」と再起を決めた。本格的に動き出したのは昨年9月、香川県で行った走り込み合宿からだという。
主戦場はバンタム級!?
 「体重は一番多い時で68kgあった」と明かした比嘉の現在のウェイトは60kg弱。119パウンド(約53.9kg)まで残り6kgだ。フライ級時代に比べて体つきが全体的にビルドアップされたのは明らかだ。
 今回からコンビを組む元WBC世界ライトフライ級王者の友利正トレーナーは「体重を増やした分、パンチも重くなったしスピードも優れたものを持っている。階級を上げて、どれだけ通用するのか見てみたい」と同じ沖縄出身の弟分の活躍に期待を寄せた。
倒して勝ちたい
 王座返り咲きに期待がかかる比嘉だが「世界を目指すのはもちろんだが、デビュー以来、こんなに試合間隔が空いたことはなかったので、とにかく次の試合に集中したい。この試合に勝ってファンに安心してもらいたい。そこから次のことを考えたい」と慎重に言葉を選んだ。
 これまでの勝ち星すべてがノックアウト勝ちの比嘉だけにKOとは切っても切り離せない関係だ。試合の展望を聞かれた比嘉は「もちろんKOにはこだわっていく」と次戦でのKO宣言が飛び出した。
ファンを安心させたい
 会見後には同門のIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフライ級6位の江藤光喜(31)との2ラウンドのマススパーリングを披露。友利トレーナーから「スピード!スピード!」と声が飛ぶ中、比嘉はジャブを伸ばし右を合わせると、サウスポーにチェンジした江藤に対し、左右に動きながらノーモーションの右につなげた。スタミナに多少の不安は残ったが、試合までに万全の状態に仕上げてくるだろう。その後はミット打ちを1ラウンド披露しメニューを消化した。
 WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)の優勝で世界的に注目されているWBAスーパー・IBF統一世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)、王座を奪還し、スーパースターとのビッグマッチを待ち望むWBA世界ミドル級王者の村田諒太(33=帝拳)、日本人男子初の世界4階級制覇を成し遂げたWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(30=Reason大貴)と盛り上がりを見せた2019年の日本のボクシング界。2020年、1年10ヶ月を経てファンが首を長くして待っていた沖縄の剛腕がついに帰ってくる。2月13日の後楽園ホールで進化した姿を見せることができるのか。楽しみに待ちたい。
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