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[海外ファイト]2019.12.3

12月前半の海外注目ファイト

[12月の注目ファイト]
※選手の負傷などにより試合が中止、あるいはカードが変更になる場合あり※日時は現地時間

■12月7日 ディリヤ(サウジアラビア)
3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチ
アンディ・ルイス(米)vsアンソニー・ジョシュア(英)

WBA世界ヘビー級挑戦者決定戦
アレクサンデル・ポベトキン(露)vsマイケル・ハンター(米)

ヘビー級12回戦
フィリップ・フルゴビッチ(クロアチア)vsエリック・モリナ(米)

■12月7日 プエブラ(メキシコ)
WBO世界Sバンタム級タイトルマッチ
エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)vsフランシスコ・オルタ(メキシコ)

IBF世界Sフライ級タイトルマッチ
ジェルウィン・アンカハス(比)vsミゲール・ゴンサレス(チリ)

■12月7日 ニューヨーク(米国ニューヨーク州)
WBC世界ミドル級タイトルマッチ
ジャモール・チャーロ(米)vsデニス・ホーガン(アイルランド)

WBA世界ミドル級暫定王座決定戦
クリス・ユーバンク・ジュニア(英)vsマット・コロボフ(露/米)

IBF世界Sバンタム級暫定王座決定戦
岩佐亮佑(セレス)vsマーロン・タパレス(比)

■12月7日 モントリオール(カナダ)
Sミドル級12回戦
デビッド・レミュー(カナダ)vsマックス・ブルサック(ウクライナ)

■12月14日 ニューヨーク(米国ニューヨーク州)
WBO世界ウェルター級タイトルマッチ
テレンス・クロフォード(米)vsエギディウス・カバラウスカス(リトアニア)

IBF世界ライト級タイトルマッチ
リチャード・コミー(ガーナ)vsテオフィモ・ロペス(米)

フェザー級10回戦
マイケル・コンラン(英国/アイルランド)vsウラジミール・ニキティン(露)
ルイスvsジョシュアU 返り討ちかリベンジか
[ボクモバ12月前半推薦カード]
■12月7日 ディリヤ(サウジアラビア)
3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチ
アンディ・ルイス(米)vsアンソニー・ジョシュア(英)

 12月7日(日本時間8日)、サウジアラビアの首都リヤド近郊ディリヤでアンディ・ルイス(30=米国 34戦33勝KO1敗)対アンソニー・ジョシュア(30=英国 23戦22勝KO1敗)の3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチが行われる。両者は今年6月、3団体王者だったジョシュアの米国初試合で拳を交え、16対1でアンダードッグと見られていたルイスが計4度のダウンを奪って7回TKO勝ち、エリートにプロ初の黒星を与えて三つのベルトを手に入れた。契約にしたがってダイレクト・リマッチが行われるわけだが、サウジアラビアの投資家グループが1億ドル(約109億円)を提示して再戦の開催権をゲットしたと伝えられている。
 身長とリーチが188センチ、体重120キロ超のルイスは寸胴型の右ボクサーファイターだが、その体型からは想像できないぐらい反射神経がいい。特に中近距離で繰り出す左右のパンチはスピードがあって回転も速い。初戦では3回にジョシュアの左フックを浴びて先にダウンを喫したが、ダメージを残すことなく立ち直りタフネスぶりをみせている。
 12年ロンドン五輪金メダリストでもあるジョシュアは、ルイスとの初戦では打たれ脆さを暴露したかたちだが、いまでも才能という点では新王者の上を行く。身長198センチ、リーチ208センチ、体重112キロ前後と体格にも恵まれている。左ジャブから狙い撃つ右ストレート、返しの左フックはパワー十分だ。初戦では先にダウンを奪ったことで一気に勝負に出たが、結果として相手の距離に入り込むことになってしまった。そこを回転の速いパンチで迎え撃たれたかたちとなった。
 再戦も8対3のオッズで前王者有利とみられているように、総合力はジョシュアが上回っている。特に中長距離ではジョシュアの体格とパワーに大きなアドバンテージがあるはずだ。臆することなく左ジャブを突いて右ストレートに繋げることができれば返り咲きが見えてくるものと思われる。逆に4度のダウンがトラウマとして残っているようだと再び厳しい戦いを強いられる可能性が高い。
井上尚弥の近未来のライバル? ナバレッテがV4戦
■12月7日 プエブラ(メキシコ)
WBO世界Sバンタム級タイトルマッチ
エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)vsフランシスコ・ホルタ(メキシコ)

 同じ7日(日本時間8日)、メキシコのプエブラではWBO世界Sバンタム級タイトルマッチが行われる。王者のエマヌエル・ナバレッテ(24=メキシコ 30戦29勝KO1敗)が4度目の防衛戦でフランシスコ・ホルタ(26=メキシコ 24戦20勝KO3敗1分)と対戦するものだが、ナバレッテの圧勝が予想される。
 ナバレッテは1年前にアイザック・ドグボエ(ガーナ/英国)を12回判定で破って戴冠を果たしたが、それまではメキシコを出て戦ったことがなかったため世界的には無名に近い存在だった。ドグボエとの再戦では一方的に打ちまくったすえ最終12回に仕留め、8月には3回KO勝ちで2度目の防衛に成功。その1ヵ月後には2位にランクされていたファン・ミゲール・エロルデ(比国)に4回TKO勝ち、V3を果たした。24歳と若く勢いがあるため多少の被弾は気にせずにテンポよく左右のパンチを打ち込んでくる攻撃型で、体も大きい。近い将来、井上尚弥(大橋)のライバルになる可能性を持った選手といえる。
 今回の相手、ホルタは引き分けを挟んで12連勝(7KO)中だが、4年半前に10回戦を一度経験しただけで、地域王座に挑んだこともない。小さなリズムを刻みながら左ジャブで切り込みワンツーから上下の打ち分けを得意としているが、いきなりの大舞台は荷が重そうだ。ナバレッテが中盤までにけりをつける可能性が高い。
 ダブルメインとして組まれているジェルウィン・アンカハス(27=34戦31勝21KO1敗2分)対ミゲール・ゴンサレス(30=チリ 33戦31勝8KO2敗)のIBF世界Sフライ級タイトルマッチにも注目したい。アンカハスは11月2日に米国カリフォルニア州カーソンでジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)を相手にV8戦を予定していたが、挑戦者がビザの不備で入国できずに中止になった経緯がある。1ヵ月後、あらためてセットされたのが今回のゴンサレス戦というわけだ。ゴンサレスの2敗はポール・バトラー(英国)、アンドリュー・マロニー(豪)に喫したもので、このあたりが限界の選手と思われる。一時の勢いは失せた印象のアンカハスだが、ここは問題なくクリアするものと思われる。
KO防衛が期待されるチャーロ兄
■12月7日 ニューヨーク(米国ニューヨーク州)
WBC世界ミドル級タイトルマッチ
ジャモール・チャーロ(米)vsデニス・ホーガン(アイルランド)

 同じく7日(日本時間8日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターではトリプル世界戦が挙行される。メインはジャモール・チャーロ(29=米国 29戦全勝21KO)対デニス・ホーガン(34=アイルランド 31戦28勝7KO2敗1分)のWBC世界ミドル級タイトルマッチだ。
 スピードと強打を併せ持ったパンチャー型のチャーロは昨年4月に王座(当時は暫定王座)を獲得後、これが3度目の防衛戦となる。戴冠試合では鮮やかな2回KO勝ちを収めたが、2度の防衛はいずれも不本意な判定勝ちだった。一時はカネロ・アルバレス(メキシコ)やゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)を脅かす存在といわれたチャーロだが、その評価は停滞ぎみといえる。このあたりで再び存在感を示しておきたいところだ。
 挑戦者のホーガンは今年4月にハイメ・ムンギア(メキシコ)の持つWBO世界Sウェルター級王座に挑んで善戦したが、12回判定で敗れている。5年半もKO勝ちから遠ざかっており、ムンギア戦後の再起戦、しかも階級を上げての初戦ということを考えれば厳しい試合になりそうだ。チャーロのKO勝ちが予想される。
 セミ格ではクリス・ユーバンク・ジュニア(30=英国 30戦28勝21KO2敗)対マット・コロボフ(36=露/米国 31戦28勝14KO2敗1分)のWBA世界ミドル級暫定王座決定戦が組まれている。スーパー王者にサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)、正王者として村田諒太(帝拳)がいるなかでの“第3王者”の決定戦には首を傾げざるを得ないが、それはともかくとして組み合わせとしてみるとユーバンク・ジュニアに分があるカードといえよう。コロボフの脆さを突いてユーバンク・ジュニアのKO勝ちを推すが、技巧派サウスポーがポイントを稼ぐことも考えられる。
 セミの前に予定されている岩佐亮佑(29=セレス 29戦26勝16KO3敗)対マーロン・タパレス(27=比国 35戦33勝16KO2敗)のIBF世界Sバンタム級暫定王座決定戦にも要注目だ。
PFP上位常連のクロフォードは指名挑戦者とV3戦
■12月14日 ニューヨーク(米国ニューヨーク州)
WBO世界ウェルター級タイトルマッチ
テレンス・クロフォード(米)vsエギディウス・カバラウスカス(リトアニア)

 井上尚弥(大橋)、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)らと「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」現役最強の座を争うテレンス・クロフォード(32=米国 35戦全勝26KO)が14日(日本時間15日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で3度目の防衛戦に臨む。挑戦者は同級1位のエギディウス・カバラウスカス(31=リトアニア 22戦21勝17KO1分)。2度の五輪出場経験者をクロフォードが圧倒しそうだ。
 ライト級、Sライト級から上げてきたクロフォードは身長173センチとウェルター級では小柄な部類に入るが、スピードとスキルを主武器に全勝をキープ。最近は左構えで戦う時間が多いが、右構えでも戦える器用さを持っている。3階級にわたって13度の世界戦に臨み、全勝(10KO)と高いレベルで強さをみせつけている。このところ6連続KO勝ちと勢いを増している印象だ。残念なのはライバルのWBC、IBF王者のエロール・スペンス(米国)やWBAスーパー王者のマニー・パッキャオ(比国)らが別系列のプロモーター傘下であるため、なかなかスーパーファイトが実現しない点である。今後は自身の年齢やモチベーションという見えない敵との戦いも始まりそうだ。
 挑戦者のカバラウスカスは08年北京五輪、12年ロンドン五輪に出場したほか世界選手権にも3度出場するなど輝かしいアマチュア実績を持っている。6年前にプロ転向後は無敗を保ち、かつ高いKO率を残しているが、直近の試合となる今年3月のレイ・ロビンソン(米国)戦で10回引き分けている点が気になる。頑丈な体を生かして圧力をかけるボクシングを身上としているが、柔軟性に欠ける傾向がある。実力差に加えクロフォードのようなタイプとは相性が悪いと思われる。14対1というオッズをひっくり返すには序盤から思い切った攻撃を仕掛けるしかなさそうだ。
五輪戦士ロペスが強打のコミーに挑戦
■12月14日 ニューヨーク(米国ニューヨーク州)
IBF世界ライト級タイトルマッチ
リチャード・コミー(ガーナ)vsテオフィモ・ロペス(米)

 WBO世界ウェルター級タイトルマッチ(クロフォード対カバラウスカス)とダブルメインとして行われるIBF世界ライト級タイトルマッチ、リチャード・コミー(32=ガーナ 31戦29勝26KO2敗)対テオフィモ・ロペス(22=米国 14戦全勝11KO)は、KO決着が期待されるバランスのとれた好カードだ。
 コミーは今年2月に決定戦を制して戴冠を果たし、6月にはタフネスと強打で知られたレイムンド・ベルトラン(メキシコ)を8回KOで一蹴している。体重超過の元世界ライト級王者から計4度のダウンを奪うなど罰を与えたような試合だった。コミーは身長173センチ、リーチ180センチと体格面ではロペス(173センチ/174センチ)と大差ないが、中長距離から左ジャブを突いておいて右ストレートを打ち込むなどパンチャー型といえる。必要に応じて距離をとったアウトボクシングができるのも強みだ。
 アマチュア時代に両親の出身国である中米ホンジュラス代表として16年リオデジャネイロ五輪に出場した実績を持つロペスは、プロではセンセーショナルなKO勝ちを続けて注目を集めている。積極的に仕掛けて距離を潰し、右のクロスや左フックで倒してしまうことが多い。そのダウンが痛烈なため、一方では「やや過大評価では?」という声があるのも事実だ。今年7月の挑戦者決定戦では中谷正義(井岡)に12回判定勝ちを収め、スタミナにも問題ないことを証明したうえで大舞台に臨む。
 試合3週間前の時点でのオッズは5対4でロペス有利と出ているように、予想が難しいカードといえる。ロペスが先制攻撃に出て一気に攻め落としてしまうことも考えられるが、意外にコミーが距離をキープしてポイントをピックアップしていく展開もありそうだ。

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