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[試合後会見]2019.10.10

吉野修一郎の11戦目は衝撃のワンパンチ決着!

 日本ライト級王者の吉野修一郎(27=三迫)が10日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントに出場。OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック同級王座を懸けてOPBF10位、WBOアジア5位のハルモニート・デラ・トレ(25=比)と対戦した。吉野は一気に3本のベルトを手にすることができたのか――。
吉野が豪快に倒した
 まずはデラ・トレが左右の強打で先制攻撃を仕掛ける。吉野はガードしてチャンスをうかがうと、カウンターの左フックを直撃。大の字に倒れたデラ・トレを見てレフェリーが試合を止めた。吉野が圧巻の初回KO勝ちで3冠王者に輝いた。
7連続KOで新たなベルトを手に入れた
 日本王座に続き、OPBFとWBOアジア王座も手中に収めた吉野は、「相手は前半が強いのでガードでしのいで中盤から後半にかけて倒すつもりだったが、すぐに攻撃が雑だなと思った。左フックが入ると思っていたのでタイミングを図っていた。当たった瞬間『ズドン!』と手応えがあったので、これは立ち上がってこないだろうと思った」と会心の勝利に頬を緩めた。
 WBOアジアパシフィック王者に就き、世界ランキング入りも濃厚な吉野は、「少しずつ世界に名前を売っていきたい。海外で試合がしたい」と拳を握った。
我こそは吉野を倒したいという挑戦者を募る
 会見に同席した三迫貴志会長は、「ステップアップできた試合だと思う。今後は海外の試合はもちろん、日本やOPBFランカー、WBOアジアパシフィックランカーからも狙われる立場になる。これからもどんどんキャリアを積ませたい」と話した。
ショックを隠しきれなかった
 一方、控室に戻ったデラ・トレは信じられないといった様子で試合を振り返り、「出だしは良かった。でも右ボディを当てた直後の吉野の左フックはベリーファーストだった。あの場面までは覚えているが、あとは記憶がない」とうなだれた。

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