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[試合後会見]2019.9.15

森武蔵が刈谷のリングで強烈パフォーマンス!

 WBOアジアパシフィック・フェザー級王者の森武蔵(19=薬師寺)が15日に愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「新人王地区対抗戦」のメインイベントに出場。57.6kg契約8回戦でタイ国フェザー級1位のスントーン・パノム(20=タイ)と対戦した。これが10戦目のサウスポー森は、距離を詰めて左ボディストレートを打ち込み先手を奪った。
森がメインを締めた
 森はどっしりとした構えからプレスをかけて相手のボディにコツコツと当て攻勢。着実にダメージを与えると、3回に上下の打ち分けから右フックでダウンを先取。立ち上がってきたパノムのボディに強烈な左アッパーを決めてキャンバスに沈めた。
右:イスマエル・サラストレーナー
 格の違いを見せて圧勝した森は、「距離が遠かったので焦らずじっくりと攻めた。長いラウンドを戦おうと組み立てていたが、サラスからGOサインが出たので倒しにいった」と淡々と試合を振り返った。
上下の打ち分けを意識した
 数々の世界王者を育てた名トレーナー、イスマエル・サラストレーナーへ弟子入りを志願しコンビを組んだ森は、1月に続き、今回も7月から40日間にわたり、米国ラスベガスでスパーリング合宿を行った。
 これまでのフットワークをつかったスタイルから攻防一体のスタイルに切り替えている途中だと語った森は、「これまでは本能だけでやっていたが、考えて戦うようになった。これからさらに攻撃の引き出しを増やしていきたい」。「強い相手と戦っていきたい」と拳を握った。
薬師寺保栄会長
 薬師寺保栄会長は、「戦績以上にタフな相手なので顔面だけのパンチでは倒れないよとアドバイスしたら、しっかりとボディで倒してくれた」と合格点を与えた。
スピードがあった
 一方、森のボディ攻撃に苦悶の表情を浮かべたパノムは、「(森は)一発のパンチは強くないが、コンビネーションが良かった。ボディブローが効いた」を森の強さに脱帽していた。

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