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[前日計量]2019.9.12

日本フェザー級王座決定戦は左と右のストレート勝負

 源大輝(ワタナベ)が返上し空位となった日本フェザー級王座を懸け、明日13日の後楽園ホールで日本同級1位の阿部麗也(26=KG大和)と同級2位の佐川遼(25=三迫)が決定戦を争う。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、5月の前戦で源に挑み引き分けた阿部がリミットの57.1kgを100g下回る57kg、日本王座初挑戦の佐川はリミットでパス。アマチュア出身で同年代の二人は、互いに技術戦になると予想した。
序盤は慎重にいく
 この階級でトップのスピードを持つと評価されるサウスポーの阿部は、前回、源に取られた序盤のダウンを振り返り、「油断したつもりはないが、開始1分ぐらいで行けると思ってしまった。今回、しっかり勝てば、あのダウンが良い経験になったと言えるので、明日の序盤は慎重にいきたい」と褌を締めなおした。
前回の反省を活かし圧勝する
 佐川の印象については「好青年。源選手とやった時のようなバチバチ感はないが、上手い選手なので見せ場を作らないとポイントは取りにくいと思う。倒すこだわりは持たず、それでも圧勝する」と必勝を誓った。
阿部選手に勝つことだけを考えてきた
 一方、今年5月のフィリピン遠征でWBCアジア・スーパーフェザー級シルバー王座を獲得。6連勝中と勢いのある9戦目のホープ佐川は、デビュー当初から意識してきたという阿部との対決に向け、「日本タイトルがどうのより、阿部選手とやって勝つことしか考えていない。スピードと距離感のある選手なので、惑わされず、いかに自分のペースで戦えるかがカギ」と警戒。その上で、「今回は計量前日に眠れたので調子は良い。阿部選手の左ストレートをまともに浴びたら危険だが、自分もストレート系は得意なので当てていきたい。対策がハマれば結果は出せると思う」と自信を示した。

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