アジア女王緒方汐音が豊中市長を表敬訪問

 東洋太平洋女子ライトフライ級とWBO女子アジアパシフィック同級、WBA女子アジア同級の3冠王者となった緒方汐音(寝屋川石田)が29日、大阪府豊中市の市役所を訪れ、長内繁樹市長を表敬訪問した。市役所前では「試合より緊張する」と顔を強張らせた豊中在住の緒方だが、「次戦も頑張ります」と堂々とコメントし、本番に強いところをみせた。また、この表敬訪問では寝屋川石田ジムが期待をかけるアマチュアエリートで今月デビュー戦を勝利で飾った中島玲も豊中出身ということで同席した。
 

　緒方の次戦は9月に豊中市内で行うことを明かした石田順裕会長は、「この度はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。豊中在住のアジア3冠王者の緒方汐音と、豊中出身で、アマチュアエリートの中島玲を連れてきました。次回の興行は豊中市内でこの二人も出場しますので、ぜひ応援よろしくお願い申し上げます」と挨拶。

　続いて、緒方は「豊中在住の緒方です。皆様の応援のお陰で3つもタイトルをを獲得することができました。私は、豊中市内の小学校で学童保育の職員をしながらプロボクサーとしてやらせていただいてます。世界に向かって頑張っているので今後とも応援よろしくお願いします」と語った。

　中島は「石田会長のように世界チャンピオンを目指しています。今後ともよろしくお願いします」と緊張気味に語った。
 

　長内繁樹市長は「豊中の関係者でボクシングで頑張っておられると聞いて、うれしく思います。女子ボクサーで学童の先生ということで、子供達にも良い影響があるのではないですか」と緒方に質問が飛ぶと「いえ、一部の方しか知らないので、次戦が豊中での試合ですし、これから打ち明けようかと思っています」と告白。市長は「ぜひ、みんなに打ち明けて応援してもらいましょう」と会話が弾んだ。
　最後に長内市長は「お二人に頑張っていただいて、次は世界のベルトを獲っていただきまた見せてください、応援しています」と激励した。