グリーンツダジムの精鋭が次戦を発表

　日本スーパーフライ級王者の奥本貴之(Gツダ)が28日、大阪市内のジムで3度目の防衛戦を発表した。試合は8月4日(日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催される「CRASH BOXING .vol18」のメインイベントで同級8位のダイナミック健次(大鵬)を迎えて行われる。また、同日は前日本ウェルター級王者の矢田良太(Gツダ)の復帰戦。さらに日本ユース・スーパーバンタム級王座決定戦として下町俊貴(Gツダ)と野村健太(仲里)が拳を合わせる。また、9戦全勝全KO勝利でグリーンツダジムに移籍したタノンサック・シムシー(タイ)の移籍初戦もセットされた。

　本石昌也会長は会見の冒頭で、「8月4日に日本スーパーフライ級王者の奥本の3度目の防衛戦が決まりました。対戦相手は大鵬ジムのダイナミック健次選手と大阪対決になりました。またこの日は、前日本ウェルター級王者の矢田良太の復帰戦。17年新人王の下町も日本ユースタイトル戦に挑みます。さらにタイ人ホープのタノンサック・シムシー選手を移籍させ試合を行うことになりました」と次戦の詳細を発表した。

　3度目の防衛戦が決まった奥本は「この試合もしっかり勝って『奥本はもう世界も大丈夫やな』って言ってもらえるような試合をして行きたいです。対戦相手も見たことはないですが、ダイナミックというリングネームなので、ダイナミックに倒したいと思っています」と笑顔を見せた。
 

　再起戦が決まった矢田は「前回の試合はやりきった気持ちでしたが、今日再起することを発表します。試合後、1週間考えて再起することを決めて会長に言いました。6月18日に息子ができたので、息子にチャンピオンベルトを巻いた姿を見せてあげたいと思います」と新米パパとして再起を誓った。
 

　初のタイトルに挑む下町は「もらわないボクシングをして勝ちにいきたいと思います。これを獲って先輩に続いて日本チャンピオンを目指していきたいと思っています。応援よろしくお願いします」と静かに闘志を燃やした。
 

　最後にタノンサックは「日本のグリーンツダジムに移籍しました。これから日本の皆様に応援してもらえるように頑張っていきます。地元タイのヒーロー、シーサケット・ルンビサイ選手のようになりたいと思っています」と意気込んだ。