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[記者会見]2018.8.22

京口紘人のLF級第1戦は無敗対決

 22日、東京・五反田のワタナベボクシングジムでは、9月25日の後楽園ホールで前IBF世界ミニマム級王者・京口紘人(24=ワタナベ)がミニマム級王座を返上してデビュー戦以来のライトフライ級戦となる10回戦を行うことを発表した。相手はライトフライ級でWBA世界6位、WBC世界8位にランクされるチボ・モナベサ(28=インドネシア)で、これまで10戦10勝7KO無敗の京口に対してモナベサも18勝(8KO)無敗2分と無傷同士でリスキーな技術戦に身を投じる。試合のテレビ中継は放送日未定だが、TBSローカルで行われる予定。
ダウンも喫した試練と「限界」のパラス戦
 まずは階級を上げることについて、所属先の渡辺均会長は「前回(今年5月のビンス・パラスとのIBF世界ミニマム級王座V2戦)の途中で、足をつったことで減量苦が勝敗にリスクを及ぼしているレベルに来ていると感じた。優秀な選手の成長を妨げないためにはウェイトコントロールに無理をさせるべきじゃないので」と説明した。
京口は田口に勝ったブドラー戦も想定した様子
 続いて京口自身もミニマム級の体重維持が困難であったことを口にする。
「練習の目的が質よりウェイトダウン中心になってしまっていた。ライトフライ級なら、いいパフォーマンスを見せるための練習ができる。相手の試合は映像で観たが、スタイリッシュでいい左ストレートを打ってくる。サウスポーには慣れていないわけではないので、流れの中で中盤にKOするような完勝で、2階級制覇へのスタートを切りたい」(京口)
京口の成長も実感している井上氏(一番右)
 モナベサはWBA世界ライトフライ級王者時代の田口良一(ワタナベ)に、よくオファーを出していたと説明したのは、京口とタッグを組んできた井上孝志トレーナー。「インドネシア随一のホープで、実際にノーモーションの左を当てるのが巧い。でもこれくらいの壁を超えていかないと納得してもらえない時代ですから。力強いボクシングをお客さんに見せられるように支えていきたい」と新階級でもしっかりと腰を据えていきたいと語るように言った。

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