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[試合後会見]2018.6.15

勅使河原弘晶の強打が炸裂!

 WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の勅使河原弘晶(28=輪島功一S)が14日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナルに出場。元日本スーパーフライ級王者でWBOアジアパシフィック同級4位の帝里木下(33=千里馬神戸)を迎えて2度目の防衛戦に臨んだ。試合は圧力をかける勅使河原に対し、サウスポーの帝里は前の手を伸ばし慎重に距離を測った。
パワーの差を見せた
 しかし、勅使河原が勢い良く攻め立ると、3回に右を叩きつけられダウン。ダメージを残した帝里だが、必死にパンチを返してこのラウンドをしのいだ。4回は帝里がワンツーからの多彩な右で反撃。しかし5回、勅使河原は右ストレートを効かせると、連打から右ストレートを振り抜き2度目のダウンを奪った。ここも立ち上がった帝里だが、力尽き10カウントが数え上げられた。
輪島会長のアドバイスを取り入れて強くなっていきたい
 2度目の防衛に成功した勅使河原は「雑でもいいので序盤からボディを攻めていこうと思った。スタミナとフィジカルは自信があった。最後は力でねじ伏せたいと思った」と快勝に手応えを掴んでいた。今度のプランを問われ「帝里選手に勝つことだけを考えてきたのでこの先のことは考えられない」としながらも「周囲の期待に応えて上を目指していきたい」と目を輝かせた。
相手は体のパワーがあった
 ベルトを獲得することができなかった帝里は「スパーリングでもそうだったが、悪い癖が出てしまった。ダウンしてから立て直そうと思ったが、足が動かなかった」。「最初にダウンした時にクリンチの指示が出たがここで引いたらダメだと思った。思うように手数が出せなかった」と肩を落とした。
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