好川菜々が大阪に凱旋帰国

    メキシコでWBC世界女子フライ級暫定チャンピオンの座をつかんだ好川菜々(堺東ミツキ)が20日、大阪・伊丹空港で帰国会見を行った。11月初めからメキシコへ渡り、1ヶ月かけて現地で調整した好川が見事にベルトを手中に収めた。「遠征は長かったですが、世界王者に返り咲けてよかった」と最高の笑顔で喜びを語った。一方、ライバル達も気にする今後に関しては…

    好川は「今回の試合は、本当にいろいろな方のサポートがあって獲れたベルトなので、サポートしていただいた方々にお礼に伺って幸せに浸りたいと思います」と、長旅の疲れも見せず笑顔で語った。今後については「まだ、何も決めていないですね。少しゆっくりしてから考えます」と、明言を避けた。

    夫の野上真司トレーナーは「アウェイの試合で良く頑張ったと思います。今回は試合前もケンカもせず、しっかり試合に入れました。本当にチャンピオンという立場にゆっくり浸ってもらいたいです」と、笑顔を見せた。

    同行していた春木博志会長は「4ラウンドの途中採点は1-0でリードしていたが、8ラウンドでは3者3様のドローだったので、終わった時は本当に(勝敗は)わからなかった。本当に、菜々は良く頑張りました。ゆっくりしてもらいたい」と、好川の奮闘をねぎらった。