久保隼「いつも通り緊張もない」

　WBA世界スーパーバンタム級チャンピオンの久保隼(真正)が29日、初防衛戦を前に練習を報道陣に公開した。久保は「いつも通りにきている」と、初防衛戦にも気負いなく調整出来たと、笑顔をみせた。
　試合は9月3日(日)、島津アリーナ京都で同級1位のダニエル・ローマン(米国)を迎えて行われる。

　練習前に会見に応じた久保は「前回と変わらず、緊張することなく、順調にきました」と、落ち着いた様子で心境を語った。初防衛戦についても「すいません、同じ答えになってしまうんですけど、そこも特に意識することなく、いつも通りに来ています」と、報道陣に笑顔をみせた。「山中竜也も2日前にチャンピオンになりましたし、良い流れできているので、僕もその流れに乗りたいと思います」と、気合いを入れた。

　山下正人会長は「本当に順調にきたと思います。久保も言ったようにいつも通りに順調にスパーリングで調整して仕上がったと思っています。本人も言うようにいつも通りです」と、自信をみせた。

　試合まで4日となったこの日の公開練習は、入念なウォーミングアップ後、シャドーを3ラウンド、山下会長の持つミットに3ラウンド打ち込み、さらにサンドバックを3ラウンド叩いて終了。体重もリミットまで2kg切るところまできていると話した。