辰吉寿以輝が7月に初8回戦

　大阪帝拳ジム所属の辰吉寿以輝(20)が22日、次戦の発表会見を行なった。2月に予定されていたA級昇格初戦を左拳を痛めキャンセルした辰吉だが、ようやく怪我も回復し戦列復帰する。先月には結婚も発表した辰吉は「次戦ボコボコに殴って勝ちます」と、家族を持った責任感を漂わせ再スタートも元気にKO宣言した。

　会見の冒頭、吉井寛会長は「2月の試合を怪我のためにキャンセルして、復帰は想定より少し遅れましたが、7月9日に大阪でアジア圏のランカーと試合が決まりましたので、ご報告します」と、辰吉の復帰戦を発表した。「医者の方からもそろそろ大丈夫という言葉をもらって、復帰戦を決めたけど、大阪は会場がなかなかなくて7月の試合になった。まあ、その間、下半身を鍛えることはできたし、ガード、ディフェンスの強化も出来たと思うので、試合で見てみたい」と、成長を期待した。

　続いて辰吉は「2月は怪我して情けない気持ちになった。次の試合は、(相手を)ボコボコに殴って倒して勝つだけ」と、気合のコメント。昨年12月に結婚し、7月中旬に第一子の女の子が生まれると報告した辰吉は「全く実感がわかない。とりあえず元気に生まれてきてからですね」と、20歳の父親らしく初々しい言葉で喜びを表現した。