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[ニュース]2010.12.20

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パスカル対ホプキンスはドロー
 18日、カナダのケベックで行われたWBC世界ライトヘビー級タイトルマッチ、王者ジャン・パスカル(カナダ)対元世界ミドル級V20王者バーナード・ホプキンス(米)は、12回引き分けに終わった。パスカルは4度目の防衛に成功、ホプキンスは史上最高齢記録となる45歳11ヵ月での戴冠を逃した。
 1万6000人を超える地元ファンの声援に押されてパスカルが序盤から飛ばした。初回終盤、ホプキンスが接近する際に右をカウンター気味にヒットして先制のダウンを奪う。後頭部への加撃だと主張したホプキンスだが主審の裁定は変わらなかった。パスカルは3回にもコンビネーションからの左フックでダウンを追加。さらに4回にもホプキンスを倒したが、これはスリップと判定された。追う展開となったホプキンスは6回から主導権を掌握。ペースダウンのパスカルを追いかけ、徐々にポイントを奪い返していった。終盤もホプキンスは年齢を感じさせないパフォーマンスを見せた。
 採点は113対113、114対114で二者がドロー、一者は114対112でホプキンスを支持していた。
 辛うじて逃げ切り4度目の防衛を果たした28歳のパスカルは、28戦26勝(16KO)1敗1分。94年にヘビー級のジョージ・フォアマン(米)が樹立した45歳9ヵ月戴冠の記録を破れなかったホプキンスは、59戦51勝(32KO)5敗2分1無効試合。

マリナッジとジェイコブス圧勝
 この日のアンダーカードでは、新たにゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)と契約した元世界スーパーライト級王者ポール・マリナッジ(米)が、来日経験もある元世界ランカー、ミシェル・ロサダ(メキシコ)に6回TKO勝ちを収めている。5月にアミール・カーン(英)のWBA世界スーパーライト級王座に挑んで11回TKO負けを喫しているマリナッジは、ウェルター級で再起を飾った。マリナッジにとっては03年以来7年ぶりのKO(TKO)勝ちだった。
 また、同じくアンダーカードに出場したGBPの秘蔵っ子、ミドル級のダニエル・ジェイコブス(米)も、はるか格下のジェシー・オータ(米)に5回TKO勝ちを収めている。7月にディミトリー・ピログ(ロシア)とのWBO世界ミドル級王座決定戦で5回TKO負けを喫したジェイコブスは、これが再起戦だった。

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