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[世界戦発表]2015.3.13

高山「2階級制覇に向けて」

 4団体制覇王者の高山勝成(31=仲里)が12日、所属する仲里ジムで次戦の発表会見を行った。決戦は4月22日、ボディメーカーコロシアムで開催される。3階級制覇を目指す井岡一翔(25=井岡)世界戦のアンダーカード。IBFのタイトルをかけ1階級上の現在IBF世界ライトフライ級8位 ファーラン・サックリンJr(タイ=戦績31戦27勝(15KO)3敗1分)と対戦する。なお、保有していたWBOのタイトルは2週間前に返上された。
中出博啓トレーナー
 会見の冒頭、中出博啓トレーナーは「高山にとっては4団体制覇後の初試合となります。本来なら2団体の防衛戦をしたかったのですが、両団体の指名期限が近かったこともあり、思い入れのあるIBFの防衛戦を選択しました」と次戦決定の経緯を説明し「相手のファーラン選手は高山の苦手とする長身でアップライトの構えの選手、今日から対策を考えていきます」と対戦相手を警戒した。
高山勝成
 続いて高山は「早い段階で、次の試合が決まり嬉しく思います。いつもながら全力で勝ちにいきます」と次戦決定に目を輝かせ「今年、もしくは来年には2階級制覇も視野にれているので、対戦相手が1階級上の上位選手ということで良い形で勝利し、次につなげていけたらいいと思います」意気込みを語った。
 WBOタイトルの返上には「本音を言えば、両団体のベルトを守っていきたいところですが、指名期限は仕方ないので元々好きだったIBFのベルトを守ることにしました。5月にまたIBFの総会があるので勝ってそれに出席することを目標に頑張ります」と前を向いた。
仲里義竜会長
 所属ジムの仲里義竜会長は「今回は170cmある長身が相手やし、しっかり準備して戦います。強い相手ですからモチベーションも上げていけるでしょう」と自信をみせた。
チーム高山
 これにより4月22日は3階級制覇を目指す井岡一翔(井岡)とのダブル世界戦となる。春の大阪は、4月16日のWBC世界バンタム級王者の山中慎介(32=帝拳)の8度目の防衛戦(ボディメーカーコロシアム)、4月29日の元東洋太平洋王者の好川菜々(36=堺東ミツキ)が初世界挑戦(堺市産業振興センター)と世界戦ラッシュとなる。
 さらに嬉しいニュースも飛び込んだ。昨年春から通う名古屋の菊華高等学校1年生でもある高山は「昨日、校長先生からメールがきて、進級出来ることになりました。3科目だけ追試がありますが」と喜んだ。

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