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5月12日(日本時間13日)に米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われるWBC(世界ボクシング評議会)ライト級タイトルマッチで、王者ホルヘ・リナレス(32=帝拳)に挑むWBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ/米)が24日(日本時間25日)、トレーニング地の米国カリフォルニア州オックスナードでメディアの取材に応じた。※リナレス対ロマチェンコは5月13日(日)午前9時からWOWOWプライム・チャンネルで生中継の予定
勝てば史上最速の12戦目で3階級制覇となるサウスポーのロマチェンコは、なぜリナレスとの戦いに臨むのかと問われ、「ライト級に上げて世界王者と戦いたかった。リナレスと戦うことが可能だったので決めた。打診を受けて返事をするのに2秒もかからなかったよ」と答えた。単に数字だけでなく両者間には体のフレームそのものの差があるが、ロマチェンコは「前回(ギジェルモ・リゴンドー戦)が私よりも小さい相手との試合だったので、今回は大きなチャレンジになる。たしかに私はリナレスよりも小さいが、それは大きな問題ではない。5ポンド(約2.5キロ)は大きな違いではないということを証明したい」と気にした様子はない。そして「ボクシングは死をも覚悟する必要のある残酷なスポーツなんだ。その覚悟がなければリングに入る資格はない。今回の試合は、大きなことを成し遂げるためのステップでもある。リナレスに限らず多くの選手は試合前に様々なことを言うが、試合後には誰も会見に出て来ないじゃないか。今回、ぜひリナレスには会見に出てほしいね」と皮肉を込めてリクエストを出した。
すでに3階級制覇を成し遂げているリナレスは47戦44勝(27KO)3敗。これが4度目の防衛戦となる。ロマチェンコは11戦10勝(8KO)1敗。目下7連続KO勝ちを収めており、持ち前のスピードとスキルに加え勢いもある。オッズは6対1でロマチェンコ有利と出ている。