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WBA(世界ボクシング協会)ライト級王者ホルヘ・リナレス(32=帝拳)と、WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ/米)の注目対決について、様々な条件がクリアされることを前提にロマチェンコ側のトップランク社ボブ・アラム・プロモーターが「5月12日に対戦する可能性はある」とメディアに話している。
※相関図更新しました!
ヘスタを下してV3を果たしたリナレス
リナレスは27日にメルシト・ヘスタ(比/米)を大差の判定で退けて3度目の防衛を果たしたばかりで、この試合で右拳を痛めたと伝えられる。こうしたなかリナレスのプロモートを担当するゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)は「私たちはロマチェンコと戦う用意がある」としてアラム・プロモーターに交渉を呼びかけた。これに対してアラム・プロモーターは「リナレスは顔面をカットしたし拳も痛めたと聞いている。まだ楽観的に話を進める段階ではない」とメディアを通じて返答。
ボブ・アラムの決断は?
その一方、アラム・プロモーターは「(GBPから)連絡を受けたら、帝拳プロモーションと相談してGBPに返事をするつもりだ」とも話しており、実現の可能性があることも匂わせている。こうした手順を踏んで両陣営の交渉が順調に進んだ場合について、アラム・プロモーターは「(対戦候補日は)4月28日か5月12日だが、(リナレスの回復を考えると)おそらく5月12日になるだろう」と具体的に言及している。現時点では多くのハードルがあるが、それらを乗り越えて注目カードが実現するかどうか。