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WBO世界フェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(28=ウクライナ/米)が、近い将来、ライト級制覇に乗り出す可能性が出てきた。ロマチェンコは11日(日本時間12日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)のサブアリーナ、「ザ・シアター」でローマン・マルチネス(33=プエルトリコ)の持つWBO世界スーパーフェザー級王座に挑むが、その先にライト級での挑戦も考えているというのだ。

ワシル・ロマチェンコ
ロマチェンコは08年北京五輪ではフェザー級で金メダルを獲得したが、12年ロンドン五輪ではフェザー級が実施階級ではなかったためライト級で出場。ここでも金メダルを獲得した。プロ転向後は3戦目で現在の王座を手に入れ、すでに3度の防衛を果たしている。現在の戦績は6戦5勝(3KO)1敗。マルチネス戦で勝てば7戦目での2階級制覇となり、井上尚弥(大橋)の8戦目を更新する最速記録となる。ロマチェンコは「もちろん歴史をつくりたいが、プレッシャーは感じていない」と冷静だ。マルチネス戦で内容のともなう勝利を挙げた場合、10戦目以内で3階級制覇に乗り出すプランも浮上している。ロマチェンコは「これまでは考えていなかったが、いいアイデアだと思う。11日の試合が終わったら考えてみたい」と話している。「ハイテク」と呼ばれる天才サウスポーの野望は大きい。