[世界戦発表会見]2026.9.29
矢吹正道! 7年7ヶ月ぶりの東京で強打者を迎え撃つ!
IBF(国際ボクシング連盟)フライ級王者の矢吹正道(34=緑)が29日、横浜ベイシェラトンで開かれた記者会見に出席し、3度目の防衛戦に向けた意気込みを語った。
矢吹は、11月26日(木)、大田区総合体育館で開催される「NTTドコモ Presents Lemino BOXING」のメインイベントで、同級1位のミエル・ファハルド(26=比)を迎えて3度目の防衛戦に臨む。高いKO率を誇る強打者同士が拳を交える、緊張感あふれる世界タイトルマッチだ。
矢吹が東京で試合をするのは、令和が始まった2019年5月1日以来、約7年7ヶ月ぶり。新時代の幕開けと同じ日に立った東京のリングへ、世界王者となった矢吹が帰ってくる。
会見に臨んだ矢吹は、「パワーがあり、フックとボディ打ちがうまい」とフィリピンの強打者を警戒。その上で、「KO率が高いのでスリリングな試合になると思うが、勝ち抜いてビッグマッチにつなげたい」と、勝利の先にある大舞台を見据えた。
軽量級では驚異的なKO率90%を誇る矢吹は、「めちゃくちゃ噛み合う。前半は特に集中して、中盤から後半にかけてフィニッシュにつなげたい」と、激しい打撃戦を歓迎した。互いに一撃で流れを変える力を持つだけに、立ち上がりから一瞬も気の抜けない攻防が予想される。
緑ジムの松尾敏郎会長は、「ボクシングの醍醐味はKO。軽量級でこれだけの数字を持っているのは矢吹だけで、井上尚弥選手に匹敵する」と、その決定力を高く評価した。
矢吹とコンビを組むタキザワジムの滝澤卓会長も、「相手は左右フックをフルスイングしてくる。初回から目が離せない試合になる」と、序盤からスリリングな展開になると予想した。
体が大きくなり、フライ級での減量は過酷さを増している。矢吹は今後、他団体王者との王座統一戦、もしくはスーパーフライ級に階級を上げての世界3階級制覇を目指している。
「スーパーフライ級のチャンピオンなら誰でも。年齢が年齢なので、ずっとチャンピオンのままでいたい」。34歳の王者は、残された時間を意識しながら、さらなる高みを見据えている。
矢吹が東京で試合をするのは約7年7ヶ月ぶり。慣れ親しんだ環境とは異なり、試合直前の減量やリカバリーにも細心の注意を払う必要がある。長距離の移動を含めた調整を万全に整え、最高の状態で決戦のリングに上がる。
弟でWBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級5位の力石政法(32=大橋)とは9年ぶりの競演となる。「先にしっかりと勝って、セコンドについてもらう。しっかりと勝ってほしい。(負けて)どんよりとした気持ちで来られてもアレなので」と笑みを交えながら語った。
長女で、今年のインターハイを制した佐藤夢月さん(若宮商1年)は、11月25日から29日まで宮崎県で開催される全日本女子Jr選手権に出場するため、今回は帯同しない。
矢吹は、「本人も自分のボクシング人生があるので」と、同じ競技に打ち込む長女の挑戦を尊重。長女が勝ち進んでいれば、自身の試合翌日に宮崎へ向かう予定だ。
令和が始まった日に立って以来となる東京のリング。危険な強打者を打ち破った先には、王座統一戦、そして世界3階級制覇への道が広がる。矢吹正道が7年7ヶ月の時を越え、その拳で新たな時代を切り開く!
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