[試合後談話]2025.4.10
大激戦の日本ランカー対決!

日本バンタム級14位の渋谷亮太(23=T&T)と日本スーパーバンタム級15位の秋間瑞輝(33=宮田)が10日、後楽園ホールで開催された「FIGHT for PRIDE vol.2」のメインイベント、スーパーバンタム級8回戦で対戦した。
日本ランカー同士による激戦に、会場は盛り上がりを見せた。
初回、秋間はジャブから左のダブルのコンビネーションで先制。後手に回った渋谷は、2回に右クロスでダウンを演出。その後は、ボディの叩き合いで消耗戦に突入したが、渋谷の左ボディの見栄えが上回った。しかし、5回以降は秋間が手数を増やして反撃に転じると、打ち終わりに右ストレートを入れて挽回した。ジャッジに委ねられた採点は割れたが、秋間に軍配が上がった。
ダウンを挽回して逆転勝ちした秋間は、「(ダウンした)右クロスは見えなかった。ボディも一発効いた。(打撃戦は)本当はやりたくない展開だったが。アグレッシブさは向こうだったが、有効打は自分かなと。採点は神頼みだった。劣勢になっても諦めなければ、結果が出る成功例を作ることができた」と笑顔を見せた。
「後楽園ホールの試合は応援が多くて、プレッシャーがあったが、勝てて良かった」。ここ数戦、大阪や愛知での試合が続いた秋間。後楽園ホールでの勝利は2年4ヶ月ぶりで、喜びもひとしおだ。
今後の目標を聞かれた秋間は、「10位以内が本当のランカーだと思う。まずは、そこを目指す。そして、飛雄馬君(同じジムで元日本ランカーの藤岡飛雄馬)が最高日本7位だったので、そこを超えること」と言葉に力を込めた。
一方、悔しい敗戦となった渋谷は、「今日の興行はT&Tジムが負けていなかったのに、このような結果になってしまい、申し訳ない」と肩を落とすと、「盛り上がりを意識しすぎてしまった。セコンドの指示通りに距離を潰したりテンポを変えたりして、勝ちに徹さないといけなかった。今日は特に負けてはいけない試合だった…」と声を絞り出した。
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