[プロテスト]2025.2.6
坪井智也がA級プロテストに合格!
アマチュア世界選手権バンタム級優勝の実績を持つ坪井智也(28=帝拳)が6日、後楽園ホールでプロテストを受験し合格した。
坪井は、世界選手権で金メダルを獲得したことにより、A級でのプロテストを受けることが認められ、元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太氏以来、2人目となるA級受験を実施した。
坪井は、3月13日(木)、両国国技館で開催される「「U-NEXT BOXING vol.2」で、デビュー戦を予定している。
JBCからの合格証を手にした坪井は、「A級から試合に出させてもらい、嬉しさを感じている。今日は、プロボクサーとしての新たなスタート」と決意を示した。
プロテストでは、WBC世界バンタム級シルバー王者のアレハンドロ・ジャイル・ゴンサレス(25=メキシコ)と3ラウンドの実践テストを実施。初回は軽快なステップを活かして軽めのパンチを打っていたが、2回からテンポアップ。ボディジャブから右カウンターを好打し、3回は緩急をつけながら手数を増やし、パンチを振ってくるゴンサレスと真っ向からの打ち合いを展開し、その大物感を漂わせた。
アレハンドロ・ジャイル・ゴンサレス(25=メキシコ)
プロテストの相手を務めたゴンサレスは、那須川天心(25=帝拳)のスパーリングパートナーとして来日しており、坪井とも何度か実戦練習を重ねているという。
取材に応じたゴンサレスは、坪井について「戦いながら次々と仕掛けてきた。スピードとテクニックを兼ね備えた非常に将来性のあるボクサー」と絶賛。「彼が世界チャンピオンになったら、自分がパートナーを務めたと自慢したいので、頑張ってほしい」と語った。
坪井は「持ち味のスピードを活かしたボクシングを展開し、しっかりとパンチを打つことが課題。ある程度、パンチが強くなっていけば(ボクサーとしての)怖さも出てくると思う。どのように自分の引き出しを活かすかを、今から楽しみにしている。アマチュアとプロは別物。しっかりと自覚を持って、リングに上がる」と力強く抱負を述べた。
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