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[試合後談話]2024.8.12

中部のホープが名古屋で魅せた!

 松田ジムのホープ犬塚音也(21=松田)が12日、名古屋国際会議場イベントホールで大城雄都(25=トコナメ)と54.0kg計約6回戦で対戦した。

 松田紘太会長の誕生日にリングに上がった犬塚は、勝利を届けることができたのかーー。
3回TKO勝ち!
 ジャブから組み立てた犬塚は、2回に右ショートでダウンを演出。3回、犬塚は左ボディ、右アッパーを決めると、大城のダメージの深さを考慮したレフェリーがストップした。
松田紘太会長の誕生日に勝利を届けた
 鮮やかなKO勝ちを飾った犬塚は、「冷静に楽しんで戦うことができた。ダウンを奪った右は練習していたパンチ。出だしから良いリズムを掴むことができた。会長の誕生日にKOで勝つことができてうれしい」と、満面の笑みを浮かべた。

 松田会長は「今後のためにも、判定まで戦ってほしかったが、効いていたのでこれで良かったと思う。ダウンを奪ってからの攻撃が雑になったので、もっとスマートに仕留められたら。とにかく、誕生日に勝ってくれて良かった」と、KO勝ちに及第点を与えた。

 今回で9戦8勝(4KO)1分とした犬塚の活躍に期待が高まる。
坂井涼(畑中)が判定勝ち
 日本フライ級9位の坂井涼(21=畑中)は、スーパーフライ級8回戦で2020年度全日本スーパーフライ級新人王の久保春平(27=パンチアウト)と拳を交えた。2回に右ストレートでダウンを奪った坂井だが、久保は上下のコンビネーションで反撃。5回、坂井は左ボディから回転力を活かした連打で突き放した。
「上位ランカーと戦いたい」
 新人王対決を制した坂井は、「ボディをもっと早めにつなげたかったが、バッティングに気を付けていたので、仕掛けが遅くなった。ただ、作戦通りに戦えたと思う。KOしたかったが、8ラウンドやれたので結果オーライ」と冷静に言葉を発した。

 今後の目標を聞かれた坂井は、「フライ級でどう目立っていくか。試合をするのが一番成長できると思うので、日本上位ランカーやアジアランカーとやりたい」と言葉に力を込めた。

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