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日本フェザー級18位の木村蓮太朗(25=駿河男児)が9日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル100&ふじの国PROFESSIONAL BOXING3」のセミファイナル、スーパーフェザー級8回戦で干場悟(25=蟹江)を迎えて再起戦に臨んだ。
昨年2月以来のリングに上がった木村は、復活を印象付けることができたのかーー。
昨年2月以来のリングに上がった木村は、復活を印象付けることができたのかーー。

木村蓮太朗(駿河男児)が判定勝ち
サウスポー木村が苦しみながらも、勝利を掴んだ。序盤は、左ボディストレート、アッパーを織り交ぜた攻撃で、ペースを掌握。しかし、干場のしつこい前進に手を焼いた。決定打に恵まれない中、木村が試合運びの上手さを見せて、ポイントを稼いだ。最終8回、木村はギアを上げて、右ボディから左右をまとめた。

初回に左手首を痛めた
再起を飾った木村だが、リング上のインタビューで「苦戦してしまった。情けない気持ちでいっぱいです」と涙声で話すと、試合後の囲み取材でも、表情は曇ったままだった。前回の試合で左手首を1カ所骨折、4カ所脱臼し、3度の手術をして臨んだが、初回に再び左手首を痛めて、思うような試合展開を作ることができなかった。

「勝ったが申し訳ない気持ち」
「最後は技術の差で勝てたが、気持ちでは負けていた。苦戦している自分が嫌。やりたい気持ちもあるが、もう一度手術をして、1年以上ブランクを作るとなると…。プライドが折れかけている。とりあえず、病院の先生と相談しながら(今後のことは)考えていきたい」と話した。

「相手が上手かった」
一方、持ち味を発揮するも、敗れた干場は「相手は上手かったが、通用しないとは思わなかった。倒すことができなかった」と淡々と試合を振り返った。