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群雄割拠の世界スーパーフライ級戦線で注目の対戦交渉が始まったことを25日、メキシコの大手サンフェル・プロモーションが米国ケーブルテレビESPN局に伝えた。同プロモーションがサポートするWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(29=メキシコ)とWBA(世界ボクシング協会)同級スーパー王者ローマン・ゴンサレス(32=帝拳/ニカラグア)による王座統一戦を年内に開催する方向で話し合いが持たれた。
ロマゴンが再び世界の中心に
統一戦が実現すれば、この2人の対戦は2度目となる。ゴンサレスとエストラーダが初めて対戦したのは、12年11月の米国ロサンゼルス。当時WBA世界ライトフライ級王者だったゴンサレスが世界初挑戦となるエストラーダを3-0の判定で破り5度目の防衛に成功した。
世界王座奪還を目指したゴンサレスは今年2月、WBA王者カリド・ヤファイ(30=英)を9回TKOで下すと、一気にスーパーフライ級のトップ戦線に返り咲いた。
WBAの王座には河野公平(ワタナベ→引退)氏が君臨していたが、それを16年8月にルイス・コンセプション(パナマ)に明け渡した。大田区総合体育館での出来事だ。その年の12月にヤファイが挑戦して王座奪取に成功。村中優(フラッシュ赤羽)や石田匠(井岡)の挑戦を退け王座を守ってきたが、ロマゴンに王座奪還を許してしまった。
ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)健在!
一方のエストラーダは昨年4月、シーサケット・ルンビサイ(33=タイ)を判定で破りリベンジと王座奪取に成功。4ヶ月後の8月にはメキシコで初防衛に成功した。
WBCのベルトはトップ戦線で奪い合いが繰り返されている。元々このベルトは佐藤洋太(協栄→引退)氏が巻いていたもの。それを13年5月にタイでシーサケットに奪われた。そのシーサケットは、14年5月にカルロス・クアドラス(31=メキシコ)に取られた。そのベルトをロマゴンが16年9月に奪取。その後、シーサケットとロマゴンが17年に2度対戦し、タイの英雄が2連勝。シーサケットはロマゴンを相手に王座奪還と初防衛成功を収めた。そして、昨年4月、エストラーダが2度目の挑戦で王座に就いている。
WBCのベルトはトップ戦線で奪い合いが繰り返されている。元々このベルトは佐藤洋太(協栄→引退)氏が巻いていたもの。それを13年5月にタイでシーサケットに奪われた。そのシーサケットは、14年5月にカルロス・クアドラス(31=メキシコ)に取られた。そのベルトをロマゴンが16年9月に奪取。その後、シーサケットとロマゴンが17年に2度対戦し、タイの英雄が2連勝。シーサケットはロマゴンを相手に王座奪還と初防衛成功を収めた。そして、昨年4月、エストラーダが2度目の挑戦で王座に就いている。
ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
いま最もホットな階級のひとつとして世界中のファンが注目するスーパーフライ級は、百花繚乱。WBOチャンピオン井岡一翔(31=DANGAN AOKI)とIBF王者ジャルウィン・アンカハス(28=フィリピン)は安定王者として君臨。世界3階級制覇チャンピオン田中恒成(24=畑中)も階級を上げて参戦し、WBO1位に入っている。新型コロナ騒動が落ち着けば、ビッグマッチが続く可能性が高い。
佐藤洋太氏から続くWBC戦線