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元日本・東洋太平洋2階級制覇王者・長嶋建吾(18古河)の引退記念試合が30日、茨城県古河市古河体育館で行われた。
試合は長嶋が現役時代を彷彿させる切れ味鋭いジャブ・左ストレート・左右ボディでポンサトーンを翻弄。判定3-0で最後の戦いを白星で締めくくった。
試合後の引退セレモニーでは、現役の日本・東洋王者と世界王者OBが集結した。
試合は長嶋が現役時代を彷彿させる切れ味鋭いジャブ・左ストレート・左右ボディでポンサトーンを翻弄。判定3-0で最後の戦いを白星で締めくくった。
試合後の引退セレモニーでは、現役の日本・東洋王者と世界王者OBが集結した。
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試合終了後、日本スーパーライト級王者・亀海喜寛(帝拳)、東洋太平洋フェザー級王者・松田直樹(帝拳)、前WBC世界フェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)と、長嶋と共に汗を流した帝拳ジムの仲間達、さらに大橋秀行、ガッツ石松、小林弘、浜田剛史、飯田覚士、セレス小林といった世界王者OBもリングに上がり、長嶋の引退セレモニーに華を添えた。
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セレモニーでは、長嶋が自らの手でJBC安河内事務局長に引退届けを提出。これにより長嶋建吾の引退が正式に受理され、15年の現役生活にピリオドが打たれた。その後、長嶋清会長と長嶋建吾の親子鷹が古河のファンへラストメッセージを送った。長嶋会長は「長きに渡る声援ありがとうございました。建吾は沢山の応援を頂きました。建吾が日本、東洋タイトルを獲り私の夢を果たしてくれた。世界を獲ることが出来なかったのは私の責任。これからはこれまでの経験を活かし、世界を獲れる選手を育成します」と、涙ながらに息子・建吾の引退試合に集まったファンに挨拶を述べた。
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マイクを託された長嶋建吾は「親父の背中を見てボクシングを始めました。世界王者には手が届かなかったが、この経験を活かし、第二の人生を歩んで行きます。ありがとうございました」と深々とファンに頭を下げた。
最後に10カウントゴングが打ち鳴らされ、万雷の拍手に包まれリングを背にした長嶋建吾であった。
最後に10カウントゴングが打ち鳴らされ、万雷の拍手に包まれリングを背にした長嶋建吾であった。
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控室での引退会見で、長嶋は清々しい表情で記者達の質問に答えた。これまでのボクシング生活について長嶋は「色んな人達に出会えた。人生の2/3を費やしたボクシング。この経験を活かしたい」と語った。今後については「名古屋にあるチームゼロというアマチュアのジムで選手育成に関わります」と、一旦は古河から離れることを明かした。
これまでの45戦について長嶋は「45戦も戦うとは思わなかった。僕がデビューした時は34歳までやる人もいなかった。一番の思い出は、初めてタイトルを獲った試合。逆に一番悔しかったのは世界戦」と、これまでのプロキャリアを振り返った。そして「若ければまだボクシングをやりたいが…。これからもボクシングに携わっていきたい。ボクシングを基盤にして行けたら良いですね。本当、ボクシングには最高の経験をさせてもらいました」と語り、会見を終えた。
これまでの45戦について長嶋は「45戦も戦うとは思わなかった。僕がデビューした時は34歳までやる人もいなかった。一番の思い出は、初めてタイトルを獲った試合。逆に一番悔しかったのは世界戦」と、これまでのプロキャリアを振り返った。そして「若ければまだボクシングをやりたいが…。これからもボクシングに携わっていきたい。ボクシングを基盤にして行けたら良いですね。本当、ボクシングには最高の経験をさせてもらいました」と語り、会見を終えた。
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1995年6月にプロデビュー、15年の現役生活ではスーパーフェザー級・ライト級日本・東洋太平洋2階級制覇を果たし、間違いなく一時代を築いた長嶋建吾。そして2010年5月30日、故郷である茨城県古河市を最後のリングに選んだ。多くのボクシングファンに鮮烈なる記憶を残した長嶋建吾は、今日ここにグローブをおいた。