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[試合後談話]2024.8.19

梅津奨利vs鶴海高士! 千葉・八千代でバンタム級ランカー対決!

 日本バンタム級7位の梅津奨利(26=三谷大和)と同級13位の鶴海高士(27=石田)が19日、千葉・八千代市市民会館大ホールで開催された「八千代少年少女合唱団 チャリティボクシング 戦気杯in八千代vol.6」メインイベント、バンタム級8回戦で対戦した。

 5年ぶりに八千代で開催されたボクシング興行、勝利の女神がほほ笑んだのはーー。
梅津奨利(三谷大和)が判定勝ち
 序盤から梅津がプレスをかけて左フックを好打。回転力を活かした連打で打ち合う中、フィジカルの強さを活かした梅津が、優勢をアピールした。7回、鶴海は右フックで膝を揺らして反撃したが、最終8回、梅津はギアを上げて押し切った。
「地元の試合で応援が励みになった」
 試合後、取材に応じた梅津は、「ボディに良いパンチが入ったが、鶴海選手はしぶとかった。地元での試合で応援が励みになり、戦いやすかった」と、凱旋試合の勝利に笑顔を見せた。

中谷潤人(M.T)とのスパーリングで腕を磨いた

 この試合に向けて、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M.T)とのスパーリングで腕を磨いた。「ほとんどパンチが当たらなかったが、その中でも当たったパンチがあり、これなら、ほかの選手にも当たるのではないか」と、世界チャンピオンの強さを肌で感じながら手応えを掴んだ。

 今後の目標を聞かれた梅津は、「バンタム級で日本タイトルを目指す。チャンスが来たらやりたい」と語った。
「日本タイトルを目指す」梅津奨利
 三谷大和会長は「よく攻めたが、相手も粘り強かった。ボディ打ちも良かったし、連打を浴びながらも、しのいでしっかりとポイントを取ったところに成長を感じた。勉強になった試合」と、梅津のパフォーマンスに及第点を与えた。

来年は6月に開催

 「平日にも関わらず、800人のお客さんが来てくれて盛り上がった。来年は6月22日に予定している。そこで梅津のタイトルマッチが行えるよう頑張りたい」と、5年ぶりに開催した自主興行の成功に納得の表情を浮かべた。
「あと一歩が届かなかった」
 一方、最後まで粘りを見せた鶴海は、「3〜4ラウンドに右拳を痛めたが、試合中は関係なく打ち込んだ。梅津選手は評判通り気持ちが強かった。練習でやってきたことは出せたが、あと一歩が届かなかった」と悔しさをにじませた。
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