IBFウェルター級戦エニスvsアバネシアン

　IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級王者ジャロン”ブーツ”エニス(27=米)が米国時間の13日、ペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルス・ファーゴ・センターで、同級13位の元WBA同級王者ダビド・アバネシアン(35=ロシア)を相手に、2度目の防衛戦となる凱旋試合に臨んだ。

　サイズで上回るスイッチヒッターのエニスは、右構えからのスタート。ガードを固めるアバネシアンの右フックをダックして、放った右フックがローブローとなり、アバネシアンに休憩時間が与えられた。続く2回には、サウスポーにスイッチしたエニスがボディを軸にパンチを集め、ダメージを与えていく。上下に強烈なパンチを打ち込むエニスの攻撃で、アバネシアンは鼻血を流す。5回には、アバネシアンがロープ際に追い込み反撃したが、エニスは左カウンターを決めてダウンを奪った。その後も攻め立てると、5回終了後、アバネシアン陣営が棄権を申し入れゴング。エニスが5回終了TKO勝利で、2度目の防衛に成功した。