[試合後談話]2025.5.18
中日本のホープが静岡で活躍!

駿河男児ジム主催の「ふじのくに PROFESSIONAL BOXING7」が18日、静岡ふじさんめっせで行われ、全6試合で熱戦が繰り広げられた。
2024年全日本スーパーフライ級新人王の村田碧(21=松田)は、セミファイナルで行われたスーパーフライ級6回戦で、フーアルバン・チャーターフー(26=中国)と拳を交えた。
村田はシャープなジャブから組み立てると右カウンターを好打。チャーターフーのキレのある攻撃に対し、集中力を切らさず、ジャブを軸にポイントを加点。終盤に入っても村田は、打ったらサイドに回り込み、最後まで主導権を渡さなかった。
デビューから8連勝を飾った村田は、「タイミングのいいパンチでポイントを奪えたが、もっと効かせる場面を作りたかった。タフな相手で思い通りにいかなかった。勝ちにこだわりすぎて、いつもより消極的だった」と完勝にも反省するのを忘れなかった。
今後の目標を聞かれた村田は、「チャンスが来たら、ユース王座に挑みたい。ユースのベルトを獲って、ランキングを上げていきたい」と活性化されている日本ユース王座に目を向けた。
WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級11位の大畑俊平(24=駿河男児)は、59.4s契約8回戦でホン・シュンサイ(24=中国)と対戦した。序盤から大畑がジャブを軸にペースを掌握。中盤、上下のコンビネーションで攻め立てた大畑は、最終8回にワンツーからの連打で、レフェリーストップに持ち込んだ。
4連勝した大畑は、「7ラウンドが始まる前に高橋さん(高橋智明トレーナー)から、『上にいくためには倒さないとダメだぞ』と檄が飛び、スイッチが入った。最後はレフェリーが止めるようなパンチのまとめ方を意識した」とKO劇を振り返った。
2025年に入り、1月、3月、5月とコンスタントに試合をしている。「試合間隔が短い方がコンディションを維持できるので、どんどん試合をしていきたい」と笑顔を見せた大畑は、「一度負けている渡邊選手(渡邊海/ライオンズ=WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者)や砂川選手(砂川隆祐/沖縄ワールドリング=日本スーパーフェザー級2位)とやりたい」と名前を挙げた。
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